サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

フラメンコのファルセータ集~with コロナ生活(k値も参考に)

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珍しい色のライトアップ.
NiziUのデビューシングル,リリース記念で,虹色を灯したそうだ.

 そして,↓このカップ麺は,

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名店シリーズに,遂に,

サダチルシアの近所のラーメン店が名を連ねた.

ここの居ぬき物件は,過去に,テイクアウトの海鮮丼屋,

そこそこ名前の知れたラーメン店が移転してきたりと,結構,入れ替わりがあり,

長続きしないケースが続いていたが,

このトイボックスさんは,別格のようで,長く続いている.

さて,コロナウィルスがここへきて,急拡大し始め,三度(みたび)外出しにくい日々が続いているが,自宅の近くでも,このように,珍しい夜景に出くわしたり,身近なラーメン店が,コンビニ,スーパーのカップ麺として,販売されている場面に出くわしたりと,そこそこ,楽しい日々を過ごせている.

 政府や医療機関の分科会とで,明確な緊急対策を講じているようには,見えないのだが,ステージIIIだのIVだのと説明だけは,国民の耳に浸透していなくもない.

ある別の指標によれば,もう第3波はピークアウトして,12月中旬頃から,鎮静へ向かうという見方もある.

K値とか呼ばれているようで,5月の緊急事態宣言の効果はゼロという見解を示した専門家による指標があるみたいだ.是非,この指標どおりになってほしいものである.菅総理がなかなかGo To停止を決断しない理由は,このk値による状況見てからなのかも.ね!

 

そんな第3波の中,家で出来る趣味を持っていると,退屈しません,むしろ時間が足りないぐらいになってしまう.フラメンコギターでは,ファルセータというソロのフレーズがある.

カンテ(歌),バイレ(踊り)の伴奏以外の,ソロの部分のこと.フォークソングやロックでいうところの,リードギターのソロパートのようなものかもしれません.

これがまた,短いフレーズでも,難しくて,歯が立たない.そこが,フラメンコの面白さでもある.ましてや伝説のフラメンコギタリストのパコ・デ・ルシアともなると,とても複雑で,スピードもあり,練習してても,つまずいてしまい,気が遠くなる.

そこで,近所の楽器屋から,ファルセータ集を購入してみた.

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プロのフラメンコギタリストのファルセータ集である.

自分でも弾けそうなものもあり,これなら挫折はしないだろうという内容かもしれません.

昔,冬に初めてスキーに行ったとき,なだらかな斜面を,ボーゲンでなら,ゆっくりと滑れたときのような感覚で,まずは,ファルセータも,シンプルで,スローテンポで弾けることから始めるのが無難かもです.

この「Falsetas collection 1 (Farzad Amiran)」は,上段が五線譜,下段がTAB譜になっていて,同じフレーズを,normal tempo, slow tempoで,交互に,CDで収録されている.

スペインの輸入版ですが,なかなか親切なファルセータ集ではないかと思います.

 

フラメンコ弦②~ベートーベン生誕250年,ジョンレノン生誕80年~Roll over COVID-19

最近,テレビでいくつか,ベートーベンの番組を取り上げていたので,調べてみると,どうやら,生誕250年になるそうだ.作曲家になってから,20代後半,難聴になり始め,50代で,ほぼ,聞こえなくなったそうだ.

その失意の中から,第9でお馴染の,「歓喜の歌」が生まれ,日本でも年末になると,この曲は,クリスマスソングが街角で流れるのが終わると,よく耳にする.「自由」「隔たりを無くそう」,などの意味合いがあるそうだ.56才の生涯だったようだが,ちょうど,私,サダチルシアも56歳である.とりあえず,あと一年生きれば,ロールオーバーベートーベンだね!

そんなRoll Over Beethovenを歌っていたビートルズジョン・レノンが,凶弾に倒れる直前のアルバム「ダブルファンタジー」を製作中に,「80歳まで生きよう」と語っていたそうだが,ようやく,生誕80才の時が訪れた.

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これは,1962年10月5日に「Love Me Do」でデビュー後,12月下旬に,ハンブルグのスタークラブで,演奏したときの録音と言われているライブアルバムだ.当時,中学1年生の俺は,貧しい家庭だったので,ステレオなるものが家にはなく,ラジカセで聴くしかなかった,そのカセットテープだ

 

サダチルシアも,年老いてきたので,クラシックギターもいいなと思ったが,ロックやフォークから,移行するに際し,選んだのは,

フラメンコギターだったのです.

フラメンコギターのソロと言えば,パコ・デ・ルシアだが,

トマティーという名前もよく耳にする.

SAVAREZから,そのトマティート共同開発という弦が発売されているので,張ってみた.

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単音で弾いた時の音の伸びもいいし,ラスゲアードの時の弦を弾くとシャリシャリと小気味よい音色,アタック感も柔らかめで,指にもさほど衝撃が走らない.

私のようなフラメンコ初心者で,弦の良い,悪いもわからない者には,大満足である.

先日,紹介した,同じSAVAREZのCantiga Premiumにも似ている.どちらも気に入りました.

 

フラメンコギタリストの沖仁さんが,ベートーベンの「エリーゼのために」をフラメンコアレンジしている.この曲は,ベートーベンが失恋した相手への思いを綴ったとも言われている.当時,ベートーベンは40才,生涯独身だったそうだから,きっと,ロマンチストだったのでしょうね.

サダチルシアももっとフラメンコギターうまくなったら,第5「運命」をアレンジしてみたいぜ!ジャジャジャーンって感じのラスゲアードで.

 

フラメンコ弦~ガラス越しに消えた自粛生活

♪さよならを繰り返し 君は大人になる

♪さよならを言えただけ 君は大人だったね

「ガラス越しに消えた夏」

作詞:松本一起、作曲:大沢誉志幸

より

大学時代,友人宅で,この曲カヴァーしたいといったが,

3人組のギターだけのバンド編成ではどうにもならないと意見は決裂したものだった.

当時は,The Alan Parsons Projectなんかも好きで,

やりたい曲は,いつも,ギターだけでは無理な曲だった.

でも今思うと,アコギだけでも,完全コピーを求めないで,アレンジを変えて,なんとか形にはできるという気がする.やはり当時の時代だったのだろう.完璧でなくてはならないというか,いかに,本物のプロに近づくかがテーマだった気がする.

 

フラメンコギターを始めて,いまだに,自分の好きな弦が見つからない.

・ソロをやるなら,音の伸びがいい弦,

・伴奏するなら,硬めの歯切れのいい乾いた感じの音色の弦,

そして,

・上記の2つを満たす弦

の3パターンが考えられる.

 

最近買った弦の感想

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これは,どちらもLaBellaの弦だが,1弦だけパッケージが変わったようです.

左が,最近の変更後のパッケージ.

1~3弦にこの弦を張ったが,やや硬めかな?

ただし,弦長(スケール)が,650mmと655mmとか,ギターのスケールは異なるので,スケールの長いギターの方が,張力はやや緩めというか,弛(たる)む部分は大きいだろう.綱渡りの綱の原理のように,距離の短いところに綱を両端結んだ場合と距離の長いところを結んだ場合の,中央付近の弛み具合は,当然,距離の長い場合の方が,大きいはずだ.

そんなんで,ギターも同じ弦を張っても,弦長(スケール)で,印象は異なると思います.

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上記は,SAVAREZ Cantiga PREMIUM

これは,フラメンコでもクラシックでも行けると思います.

ていうか,最近,そういう境目は無いようで,

ショップへ行くと,フラメンコもクラギも関係なく使えますよと,

大概言われる.

この弦は,音色が,とてもいいです.

シャリシャリしたラスゲアード奏法での響き.

ソロパートも,普通のクラギで奏でたような伸びもあります.

650mmのスケールでは,少し,硬く感じますが,

私の指が弱いせいもあると思いますので,あまり参考にならないかもしれません.

あくまで,私個人は,今のところ,この弦の音色が好きです.

 

弦も6本買うと結構な値段ですので,なかなか張り替えるのは思い切りがいる.

でも,ストレスになるぐらい合わない弦には,さよならをしないとね

 

着慣れた服,履きつぶした靴,なかなか捨てられないタイプのサダチルシア.

物との断捨離のみならず,人との別れも,また,

冒頭の歌詞にあるように,

大人へと旅立つためには不可欠であり,

さらに,それを自分から告げる勇気が,もっと重要なのかもしれません.

 

コロナの影響で,

キャンパスへ一度も行くことがなかったという学生さん,

行きつけの居酒屋に行けなくなった常連さん,

オフィスへ通勤できなくなりテレワークとなったビジネスパーソン

表面とは別に,いろんな思いで,心の中で,葛藤し,

今までの生活や日常をやめて,

新しいライフスタイルを受け入れる決心をしたのでしょうね.

 

そう,古い自分にも別れを言えただけ,大人になったのだと.

  

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サダチルシア・blog~おかげさまで1周年

Yahooブログが、運用終了となり、移行を余儀なくされて、

はてなブログにて、

新装オープンした、

サダチルシアのフラメンコギター系の話題を語り始めて、

1年を迎えました。

まだ、いくつも記事は、書いていませんが、

無駄な情報を書かずに、内容を吟味して、

お届けしたいという方針でおります。

 

予期せぬ疫病 新型コロナウィルスで、

今年は、コンサート鑑賞も、1つしか行けませんでした。

コンサートのみならず、いろんな楽しみを奪われてしまいました。

改めて、文化人類の大量生産、大量消費による、生活の豊かさや経済の発展しているかのようで、実は、環境破壊で、絶滅へ向かっていることに気がつき、コロナ感染防止のための自粛の最中で、考え方を変えて、質素なライフスタイルをしていかなければと思いました。

 

フラメンコギターは、電気機器を使わないで、生音の楽器で、質素なアイテムでありながら、ギターテクニックはとてつもない、複雑でハイレベルな弾き方があるものだと知りました。

きっと、これからの自分の余生には適している趣味の一つとなることだと思います。

まだまだ日本でのフラメンコのプロギタリストによる公演は少ないように思います。

スペインのフラメンコの名手たちに、もっと日本で演奏して頂きたいものです。

 

目先の夢は、

パコ・デ・ルシアの曲を、

1曲でいいから、そこそこ弾けるのを目指していますが、まだまだほど遠いです。

 

だけど、自宅で、フラメンコギターをジャラーンと鳴らした音の響きだけでも、心が洗われるような時があります。

 

 厳しいコロナ禍の時代だからこそ、フラメンコギターひとつあるだけで、夢追い人のようにいられる瞬間だけ、リラックスした気分に浸れますぜ!

 

あー、サダチルシアですが、だいたい、こんな感じの風貌です。↓ 

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中秋のUFO~中秋のUSO(嘘)か...(笑)

今年は、ビートルズ解散から50年、ジョン・レノン没後40年と、

ビートルズ関連のアニバーサリーだが、

コロナ禍では、そんなイベントも開催は難しいところだろう。

ご贔屓にしているウナギ屋の店主が、

「ギターやるの?」と、

俺が鈴木康博(元オフコース)のコンサート会場で販売されていた、ギターの絵柄のTシャツを着ているのをみて、焼き上がりのウナギを、炭火の焼台から皿に移す間に、声をかけてきた。

どうやらその店のスタッフさん2人とも、息子さんがギターをやっているそうだ。

「自粛モードでも、家でできるから、ギターはいいよね」と反応し、

いつものように、ウナギをテイクアウト!

この店に来ると、なんだか、気分がアゲアゲになる。

きっとこういう感覚が味わえずに、感情の起伏がないから、

家庭内DVだのSNSで誹謗中傷したりという形で、

フラストレーションのはけ口が顕在化しているのではなかろうか?

 

「喜怒哀楽」のうち、「怒」以外の感情の変化は大事ですね。

楽しいことばかりが続けばいいのではなく、時には、センチな思いに浸るのもいいようです。

フラメンコの楽曲は、ジャラジャラとした弾き方をしますが、

わりと暗めの曲調が多い。

ジプシーの悲哀を表現しているせいでしょうか?

そこに、カンテというフラメンコの楽曲でよく耳にする、雄叫びのような唄が合わさると、しみじみとした日本の詩吟に近いものがあるなと思います。

そんなフラメンコでも、

中南米から入ってきた``Guajira''(グアヒーラ)という曲種があり、

ラテンらしい、明るい曲もあるようで、

最近は、この曲種にはまりかけてます。

スペイン料理のレストランなんかで流れてる、明るめのフラメンコギターのBGMがこの曲種なのかもしれません。

しかし、パコ・デ・ルシアの奏でる「Guajiras de Lucia」は、指が思うように動きませんがね。

 

10月1日は、中秋の名月でした。

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左端の生垣の上の光が、「月」

右端には、スカイツリーが。

中央になんだか、グリーンの傘を被った飛翔体が?

アダムスキー型の空飛ぶ円盤ってやつだろうか?

こんな風に、子供のころから、

UFO騒ぎを、テレビでよく見たもんだ。

まあでも、きっと

UFOじゃなく、どれもこれも、

USO(嘘)だろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラメンコギターアイテム~木製カポ

4連休?もちろん、ステイホーム中です。

コロナウイルスで、自粛生活が始まり、

テレビを見ていると、自粛太りだの自律神経バランスくずれたりしている人、

いるみたいですね。

こんな状況なんだから、誰もうまくいっているはずがありません。

少し心を落ち着かせましょう!

ナンテ 役割ができるのが、音楽だとつくづく思うぜ!

 

そして、今回は、フラメンコアイテム

木製カポタスト

の紹介です。

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 YouTube等で、フラメンコギターの演奏の映像を見ると、

フォークギター用とかのカポタストとは異なる、

見慣れないカポタスト見たことあるのでは?

かの灼熱のギターリスト パコ・デ・ルシアも、

ほぼこのタイプのカポで、演奏していますね。

スペインのFelipeCondeが製作しているようです。

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↑このように形状も異なる種類があります。

弦を抑える部分が木で、ネックの裏側にあたる部分は皮で、

糸巻き部は木のねじのような形をしていて、そこから、

ギターのナイロン弦で、くるくると巻きつける方式なのです。

 

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私が使った限りでは、この形状の方が、しっかりと弦を抑えられると思います。

ギターの弦を抑える木の部分の端が反り上がっているので、

巻きつけ用のナイロンの糸がしっかりと力が入るのだと思います。

 

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こちらのタイプは、弦を抑える木の部分の端が、

なだらかなので、糸巻きのナイロンが、すべりやすく、使っているうちに、

抑える力が、かなり弱くなります。

 

 まあ、でも何と言っても、普通の

ナイロン弦用のカポタストの方が、

装着も便利、しっかりと弦を抑えてくれます。

木製はやや抑え具合が弱いので、弦がビビリます。

 価格も輸入品ですので、それだけで、高くなってしまいます。

気分というか雰囲気ですね。

音の伸びも悪くなるし、

曲ごとにカポの位置かえるのに、時間がかかります。

そこがいいという人もいるのかな?

例えば、プロギタリストが、ステージで、

せかせか時間にとらわれず、曲と曲の間に、

ゆっくりカポの位置をかえて、

くるくると、巻いては、弦を鳴らし、

ビビった音があると少し抑える木の部分をずらしてみたりしながら、

そのタメの間が、なんかこれから、演奏するぞっていうでもありますしネ!

 

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スペインのグラナダの丘陵に住むジプシーのように、

浅草のはずれのマンションの丘陵で、

夕映えのフラメンコギター奏でながら、

時間の巻きをゆっくり目にして、過ごすのも

いいっすよ!

 

 

パコのこのフレーズだ~夏休みの研究課題終了!

パコ・デ・ルシアのとある、ギターのフレーズ。

脳裏に焼き付いていたのだが、

なかなか、曲名が特定できずにいた。

 

YouTubeで、動画を見ると、

El Panuelo

La Tambona

Gitanos Andaluces 

などと字幕に出るのだが、

どれも微妙に違うし

海外のユーザがアップした映像だし、

なかなか、わかりづらい面があった。

 

そして、夏休み最後の今日、

猛暑で、外に出たくはなかったが、

マンションエリア内の立体駐車場が、塗装工事のため、

車を少し離れた仮駐車場へ移動していたのが、心配だったので、

暑い中、外へ出て、少し、愛車サダチルシア号を転がすことにした。

 

車中でも、流れる音楽は、パコ・デ・ルシア

そして、偶然、流れてきた曲に、ピンときた。

Ole」という曲があり、そのフレーズが、俺の脳裏には焼き付いていたが、

YouTubeで、いろいろパコの動画が見ていたときに、

「いいフレーズだけど、どこかで聞いたような」

という疑問にずっと支配されていて、

動画の中で、表示される、曲名の字幕と同じ曲を、

TAB譜を入手し、試奏したが、どうしても、ドンズバの曲ではないとしか思えなかったのだ。

そして、ついに、今日、答えにたどりついた。

あてもなく、車に乗り、聞き流そうとかけた、カーステレオに録音済の曲が、

まさに、俺の探していたフレーズだった。

「そうか、こうして、何気に、車ころがし、いつも聴いていた曲だったんだ」と。

さっそく、家に帰り、TuxGuitarのソフトで、もう一度、TAB譜を入力して、

聴き比べてみた。

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上段は、「Gitanos Andaluces」

下段は、「Ole」

自分の脳裏に焼き付いたフレーズの部分だけを、こうして、

並べてみると、テンポや♪音符の長さこそ異なるが、

上段のフレーズを、細かくしたのが、下段のフレーズのように思えてくる。

あるいは、下段のフレーズの主だった音だけを拾ったのが上段のフレーズのように思えてくる。

 

では、謎だったそのパコの動画を紹介しよう!

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 この動画の1分ぐらいの地点で、曲名が字幕に出る。

El Panuelo

と書かれている。

しかし、1分15秒地点のフレーズは、

上記の図に示した、

下段のフレーズに近いように思えるのだ。

つまり、「Ole」という曲。

 

俺は、つまり、YouTubeでこの映像を見て、

「El Panuelo」だと信じ込み、

わざわざ、海外のサイトから、この曲が含まれている

「Siroco」というパコのアルバムのTAB譜を購入。

「El Panuelo」自体はカッコいい曲だが、しかし、どうもあのフレーズが無いとしか思えない、別の曲だった。

その後も,

YouTubeで、パコのライブ映像中心に探したところ、

La Tambona

Gitanos Andaluces

という曲名でのアップが見つかった。

特に、Gitanos Andalucesの終盤で、「Ole」に近いフレーズが出てくる。

確かに、似てはいたのだが、

自分が探していたのは、曲の最初の方で、俺の好きなフレーズがわりとすぐ始まる曲だったので、

ライブだから、アレンジしているのかな?

とか、いろいろ想像したりもした。

 

そして、遂に、今日、たどり着いた。

この

 「Paco de Lucia Live '92 in Sevilla Spain」

の動画の曲は、「El Panuelo」ではなく、

「Ole」

ではないかと。

ギターを弾く練習時間よりも、

座学の時間が圧当的に多くなってしまうのも

フラメンコ特有の苦労なのだろうか?

 

いや、やはり、灼熱のギタリスト パコ・デ・ルシア

ならではの、端倪(たんげい)すべからざる伝説の楽曲だからこそだろう。

 

家にこもって研究ばかりしていても、答えが出るものではない。

ふと思いつきで、車で外へ出向いたのがきっかけで、

答えにたどり着いた、なんていうのも、よくあることかも。

 

by サダチルシア