2019年に見たライブは、
小椋佳:デビュー50周年コンサート(渋谷オーチャードホール)
来生たかお:Exclusive Live ~Memories of Showa~(ビルボード東京)
鈴木康博:LIVE2019 ~元気であれば SPECIAL~(渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール)
伊勢正三:BIRTHDAY LIVE 2019(かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール)
と、例年に比べると、やや少なめではあったが、
もう一つ、注目のLIVEを見てきたんだ。
去年の6月の話ではあるが、
フラメンコギターのライブを見たのは、これが初めてだ。
沖仁とアルベルト・ロペス
のコラボライブ!
沖仁氏は、初めて知ったのは、
数年前、タモリの長寿番組「笑っていいとも」が終わり、
すぐさま、日曜日の夜、テレビ東京「ヨルタモリ」なる番組が始まった。
番組の設定では、湯島のとあるバーで、
マダム役 宮沢りえ
常連客役 タモリ
で、毎週そこへゲストが来て、トークの後、唄ありの、
昔やってた、タモリの「今夜は最高」にも似ていた内容だ。
第何回目からは不明だが、沖仁氏が、ギタリストとして、
毎週のように出演するようになり、ゲストとの即興演奏で、フラメンコギター片手に、腕前を披露していたのが、初めて、沖さんを知った日です。
今回のビルボード東京ライブは、沖さんのソロではなく、
パコ(パコ・デ・ルシア)の再来とも呼ばれている
アルベルト・ロペスという若手の
フラメンコギタリストとのコラボという、
超貴重なライブ。
俺は、2階のバーカウンター前のデラックスシートから見れたので、
かなりいい位置だった。
まずは、沖仁氏が、ひとり登場し、数曲演奏。
そして、
「あるとき、ロペスから、『今度コラボしようよ!』と向こうから話を持ちかけられたが、大概、こういうのって実現しないのがほとんどなのに、今日は、実現してしまいました」
と、静かな話口調で、軽くジョークも交えたMCに迎えられ、
アルベルト・ロペスが登場し、沖さんと数曲、演奏が行われた。
その後、沖氏は、一旦、ステージから去り、
ロペスのソロコーナーとなり、
最後にまた、2人でコラボで、締めた、という流れだった。
「アランフェス協奏曲 第2楽章」「Entre Dos Aguas」など、
パコの代表的な演奏曲もお披露目してくれた。
機種名まではわからなかったが、
しかも、ストラップをつけていたのが印象的だ。
フラメンコギターには、通常、ストラップピンは付いていないので、
やはり、ギターがずれたりするのが、気になるのかもしれない。
ロペスは、スペインの工房「コンデ・エルマノス」の高級品と思われる。
どうしても、ギターの機種にばかり、目が行ってしまうな。
ライブ終了後は、なんと、握手会&サイン会が持たれるという、
神待遇!
沖さんは、私がCDを差し出すと、左手でサインを書いたので、
「沖さん、左利きなんですか?」
と聞くと、
「ボク、普段は左なんですよ」と、
やさしく答えて下さった。
ロペスも丁寧に、サインしてくれて、
日本語で、「ドウモアリガト」と、いいながら、握手シテくださった。
パコデルシアさんは、YouTubeで見ると、気難しいそうな顔でギターを弾いているシーンが多いが、その再来のアルベルト・ロペスさんは、わりと気さくなキャラだった。