ワイングラスを模ったようなイルミネーション。
冬季限定のスケートリンクが、ビルの谷間に。
六本木 東京ミッドタウンは、仕事を終えた大人たちの癒し空間そのものだ。
いつ来ても、静かな空気が漂っている。
勿論、俺は、夜景を見に来たわけでも、スケートしに来たわけでもない。
アル・ディ・メオラ
ギターインストの大御所。
ステージの後ろは、アル・ディ・メオラの発表してきたアルバムが、カーテンとなって垂れ下がっていた。
右端の上から3番目。
これは、
Friday Night in San Francisco(1981年発売)のジャケットだ。
そして、
の
スーパー・ギター・トリオ・ライブ
というのがあったのです。
俺が高校生の頃の出来事だったんだけど、
パコ亡き今、こんなにも重いものとなって、
この日、せめて、その一部だけでも、感じ取れたらなと思い、
このライブを見に来たんだ。
ステージには、黒いOvationと、コンデ・エルマノスのアルディメオラモデルが、
置いてあったが、
黒いOvationのみで、アルディメオラは演奏し続けた。
両隣には、
ピアノとバンドネオンを従えて、3人編成。
ビルボード・ライブは、通常、1ステージ50分で終わりで、1日で2回公演というシステムだが、
この日は、90分演奏された。
ラスト2曲。
まずは、ビートルズの「ヘイジュード」が、インストのアレンジで演奏された。
Take a sad song, and make it better
元気づけられる歌詞の入った唄で、ポール・マッカートニーの来日公演でも、毎度、
全員で、大合唱だけど、インストだけでも、気分はhighになる。
そして最後に、
Mediterranean Sundance~Rio Ancho(地中海の舞踏~広い河)
が遂に演奏された。
パコの生演奏は、もう見ることはできないが、
こうして、スーパートリオとまで称されたメンバーの生き残りが、
今なお、俺に、シビレルようなギターワークを轟かせてくれる。
パッと見、アルディメオラって、
アンプラグドのエリック・クラプトンだね(笑)