最近、テレビドラマを見る機会が増えた。自粛生活のせいだろうか?
そして、ある傾向に気が付いた。
「家を売るオンナ」、「ハケンの品格」ともに、スマッシュヒットの人気のドラマだったが、ワンシーンの中で、フラメンコギターで、
「ジャカジャン」とかいう音色がしばしば入り、役者の感情を表しているようで、
かき鳴らす音響効果が使われていた。
今週、最終回を迎えた「ハケンの品格」でも、主役の篠原涼子さんが、仕事帰りに、スペイン風のバルで、店の奥の小さなステージで、フラメンコダンスを踊るシーンで、バックでギター弾いている人、どこかで見たと思ったら、フラメンコギターの入門用に購入した
「フラメンコギターの教科書」(ドレミ楽譜出版社)の著者だった。この本では、DVDが付属し、本と連動して、著者自らの演奏が、スローバージョン、ノーマルバージョンで、見ることができるので、初心者にはとてもいい本だと思います。
サダチルシアは、まだ、上記の教科書ですらマスターできていない、フラメンコギター初心者にすら到達していない状態ですが、
憧れのギタリスト「パコ・デ・ルシア」のTAB譜を、懲りずに購入しました。
「Siroco」
という、パコのオリジナルアルバムをそのままTAB譜として全曲収録されいて、
中でも
「El Panuelo」という曲が好きで、これを弾きこなすために購入。
近所の中古楽器屋さんで売り切れていたので、
FlamencoExportというサイト経由で、海外から購入した。
去年もあるTAB譜をイギリスで事業をしている日本人の店にオーダーしたら、待てど暮らせど、到着しない。先方に問い合わせると、
「紛失扱いということで、もう一度送ります」と返信があり、結局、8月のお盆休み過ぎてようやく到着。さらに、もう1冊到着で、2冊きてしまった。
郵便局へ返却扱いの手続きに行くと、
「海外の受け取り拒否は、扱ったことがないのでお時間頂きます」と、
なんだか、いろいろ調べながら対応してくれた。
その点、FlamencoExportは、時差分ぐらいのズレしかなく、問題なく到着した。
これは、パコの「グレイテスト・ヒット2」だ!
これは、近所の中古楽器屋さんに置いてあった。
この本には、
「La Tumboba」
「Gitanos Andeluces」
が同じ曲として扱われ、TAB譜になっているのが興味をひかれた。
私の思うに、この2曲は、途中から明らかに、違う演奏になると思うのだが。
特に、「Gitanos Andeluces」は、
エンディングにかけての盛り上がりが、とてもいいギターのフレーズなんで、
その部分だけでも、弾けるようになりたい。
前にも紹介したが、パコの演奏で、
「El Templ」
「La Plazuela」
はほぼ、同じ曲のように思える。
謎だらけの灼熱のギタリスト パコ・デ・ルシア
この人の楽曲の研究だけで、
一生かかっても終わらないだろう。
by サダチルシア