猛暑に見舞われた週末。
一体、梅雨はどうしたんだろうね
雨よ降れ 針のように鋭く~
久しく、見に行ってなかった、コンサート。
毎年恒例、来生たかお 東京公演が、
日本橋三井ホールが今年は、2日連続となり、
チケット入手できた。
去年は、40周年のツアー開始で、にわかファンもいたことだろうから、
ゲットできなかった。
そんなんで、去年の暮れに、わざわざ神戸まで見に行ったんだ。
といっても、手作りギターの目当ての機種を見に行く都合もあったんで。
半年前に見たときは、フルオケを従えた、オーケストレイト・コンサートだったが、
今度は、アコースティック・バンド形式で、10月まで続くようだ。
来生というとなんとなく、本人の曲よりも、
提供する曲が売れている。
美空ひばりにも3曲提供している。
そんな一見、ぱっとしない、存在感ではあるが、
ピアノ1台の弾き語りで、90分間、1人ステージの実力のあるアーチストだ。
今回、バックのアレンジでシンセキーボード、アコギ、パーカッションの3人を従え、
来生のピアノという編成。ボブ・ディランの近年のスタイルに似ていると思った。
ただ、来生自身は、ギルバート・オ・サリバンにかなりの影響を受けたらしく、
楽曲提供の夢も実現している。
それにしても2時間、演奏レベルの高いミュージシャンを従え、
各楽器の音量のバランスもよかった。
これほど、生ライブで、ミキシングの優れた音はそう出くわすものではない。
コンサート会場と本人のWebサイト限定販売の
2011年 サントリーホールでのピアノ弾き語りのDVDを購入した。
この人も、オリジナルアルバムよりも、
ライブ音源のほうがいいなって思う。
ビートルズが、日本来日から50年を迎えたばかりだが、
俺自身、ビートルズのオリジナルアルバムは、1枚も持っていない。
全て、ライブの海賊版だのビデオばかりだ。
すっかり夏の扉の合図のように、
毎年、この時分は、来生の生ピアノを聴かずにはいられなくなった。
そして、月末は、隅田川花火大会で、秋の気配が吹き始めるんだな。
半蔵門線の地下から出ると、
スカイツリーが、鮮やかに夏の夜空に向かって、そびえたっていた。
今年も、日本橋伊勢定のうなぎは、
コンサートが終わるころには、売切れ閉店となって、ありつけなかったが、
家で、うな丼を食った。
この猛暑でテニスは、50過ぎた老体には、堪えるんで、
今年の夏はテニスを減らし、
うなぎで一杯やりながら、
来生のピアノ弾き語り観賞で、過ごそうかな。