サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

Yass 60代最後のバンドライブ~エアポートのライブハウス

伊勢正三、宇崎竜童と、今月は、
コンサートを見に行くのに忙しいが、
第3段が あるのです

ほぼ、年1回しか、東京での、バンド形式のライブは、開催しない、
貴重な、
オフコース 鈴木康博Yass)のライブが、
今年は、なかなか、決まらず、ようやく、
夏過ぎた頃から、一般発売となった。

サダチルは、誰ひとりとして、アーチストのファンクラブは入会していません。

場所は、初めてのスポット。
俺が、見に行くようになったのは、5年前、
渋谷の大和田会館で、
たどりついたぜ30年
というツアータイトルで、
ソロデビュー30周年のアルバム「Select 30」発売を機に
同場所で、3年連続ライブが行われてからだ。

4年目の去年は、原宿クエストだった。
その時の隣のファンの人は、どうやら、
オフコース時代の曲目当てのようだったが、
このときは、懐メロは、2、3曲しか、演奏しなかった。

そして、今年は、これまた、場所が様変わりして、
羽田空港内のTIAT SKY HALL

空港のライブスポットって、どんなん
って感じで、この辺が、ナンカ、Yassのセンスのいいところかな。

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モノレールで、
そのまま改札を出て、右折すると、
このような、イルミネーションの遊歩道がある。

ロマンチックだね
この先に、エスカレータがあるので、そのまま、楽~に、展望デッキへ行けます。

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飛行機が、待機していたり、旅客機が、離陸するシーンが、見えます。

展望デッキから、屋内へ入り、
右折すると、フライトシュミレーション(200円)が出来る、機材の置いてあるスポットがあり、
さらに、左折すると、このように、飛行機のミニチュアがある。

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とりわけ、気に入ったのが、

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キティちゃんのコスメを施した、エアプレーン。

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そのミニチュア・コーナーをまっすぐ進むと、
搭乗手続きのカウンターを一望しながら、
ライブハウス会場へと続くバルコニー型の通路となる。

旅たち前の、お札をかける神社スポットがあったり、
吉野家、モスカフェなどの、飲食店が続き、
そして、一番、奥のスペースが、
空港内の洒落たライブスポット。

TIAT SKY HALL

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があるのだ。

60代最後の、バンド形式でのライブ!会場へたどりついた。

1階席のみの施設で、キャパは、およそ、200人強といいうところだ。
中央、7列目だったので、かなり近い距離で、過去最高の至近距離。

開演時刻、12分遅れで、スタート。
バンドメンバーは、ここ4年は、変動なし。

ノリのいい曲で、エレキギターは、
Ibaneze ARで、スタート。
4,5曲バンドで演奏したあと、
Yassとバンドメンバーの一人、キーボードの名手、
細井豊だけが残り、
2人で演奏。

オフコース時代の曲「潮の香り」。
Yassの還暦に作った「海辺にたたずんで」で、ジ~ンときた。

前半は、1時間で、終了し、20分休憩があった。

トイレに近い、俺は、どうしようかと思ったが、
アンコールがあっても、せいぜい、あと1時間だろうと、
席をたたずに、後半を待った。

後半の軸は、Yassがソロになってからの曲で、固めた。
途中、高橋真梨子のヒット曲「for you」で知られる
大津あきらさん作詞の曲で、2曲ほど演奏があり、
しっとりと挽き付けた感じだ。
俺も、この辺から、どっぷりと、
Yassの世界へ浸り始めたようだ。

そして、サッカーの話のMCが入り、代表から外された際の
元日本代表 城彰二のために作った
「孤独」
が披露された。

さあ、いよいよ終盤、
オフコース時代の曲が連発。
「のがすなチャンスを」
「一億の夜を越えて」
で、総立ち。

本幕の最後は、これも定番
「燃ゆる心あるかぎり」
を、
バラードにも関わらず、
スタンディングのまま、見届ける、
これは、今までにない光景だった。

今回は、距離感もほどよく近いこともあるが、
Yassの選曲もいいようだ。

アンコールは、
オフコース時代の曲
「ランナ・ウェイ」
でスタート。
この曲は、小田と鈴木で2人で、デビュー後、
5人編成のバンドになってからは、
オープニングでは、必ずといっていいほど、
この曲だった。
Yassのエレキでのイントロは、特筆ものだ!

イントロから惹きつける曲なんて、そうざらにはない。
・ホテルカリフォルニア
サウンド・オブ・サイエンス
・イエスタデイ
・オネスティ
などが浮かぶが、
そうだな、
「さよなら」のイントロのピアノ
そして、この「ランナ・ウェイ」だろう。

更に、
「空飛ぶプリンプリン」
作詞:林家木久扇、作曲・編曲:鈴木康博


という、異色のコラボレート
で、沸かせる。
NHK「みんなのうた」でも、流れているね。

アンコールの最後は、
この先の道
逆ピラミッド型になった、
日本の人口構造において、
まさに、頭でっかち側にいる、
Yass本人の世代が、
かなり、
不安な状況にさらされている実感と、
これからも生きていく覚悟のような思いを、
綴った名曲。

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同名タイトルのアルバム収録曲12曲分のコードダイアグラム付きのパンフとして、
2年前から、販売されている。
まあ、俺の腕では、弾けないコードばかりだ。

Yassのしなやかで、長い指ならではの、
コードフォームが、たくさんあることを、
この1冊で、知るばかりだ。

音楽のセンスって、大事だね。

真似しても出来ない!
って、今さらながら思う。

アンコール終了と思いきや、
再度、アンコールで、
「でももう花はいらない」
を、バンドメンバー全員で、
オフコースを超えるぐらいのハモりで締めくくった。

気が付けば、夜10:00
なんと、休憩込で、
3時間のビッグライブだったんだ

せいぜい2時間かと思っていたが、
あっと言う間に、
特に、2時間ぐらい演奏した後半は早かったと思った。

Yassもこの、TIAT SKY HALLは好きなようで、
今回で、二度目だそうだ。

距離感が、全員アリーナみたいな感じで、
一体感を創れるスペースのようだ。

そして、今回は、
丁寧に、演奏する曲目の
説明があったこと。
どういう意図やきっかけで、書いた曲かとか、
自分のさらされている状況。
1990年代に、レコード会社から、
リストラされて、
インディーズで、やっていけるのか?
という不安。
見事に、
70才近くまで、
ギターとともに、歩んできた、

オフコースというビッグバンドの中心だったプライドや、
キャリアに対する気負いもなく、
今回のライブは、
がんば~らない程度にやります」
の言葉に始まり、
結局、3時間頑張った、タフさ。

そして、来年は、70代突入してからの
バンド形式を見せるそうだ。

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一年半ぶりに、モノレールに乗った。
会社の元同僚と、
大井ふ頭で、GWと正月休みには、テニスをしに、
モノレールに乗って来たもんだ。

奴が、この日、転職先から、新橋へ出張で来ていたので、
Yassのコンサートの前に、
ちょこっと、立ち寄り、久々に、言葉を交わした。

この国は、厳しい時代は続く。
同世代の者として、
今は、道は違うけど、
俺たちも、
この先の道
真剣にとらえる時と、
短い時間だったけど、
対話の中で、
何かを見出したような気がする。