サダチル～Unplugged～①浅い夢 - サダチルシア～sadachilucia’s blog

去る６月１４日の荻窪BUNGAでの、ライブ企画。

天気は、梅雨空でしたが、荻窪駅前の
鳥もと で飲んだビールが最高だった。

プロアーチストも時には、歌うことが苦しいこともあろう。

サダチルもまた、最近、少し、弾き語りの楽しさがわからなくなっていた。

やればやるほど、行き詰る壁が立ちはだかるようにも思えていた。

そんなある日、ふと思ったのが、２人のアーチスト。

１人は、エリック・クラプトン。
１９９２年に、ガラリと雰囲気を変えて、
勉強家のような黒いめがねをかけて、生ギターで、
テレビに出ていた。

やがてそれは、「Unplugged（アンプラグド）」という映像やＣＤとなって、多くの人々に
受け入れられた。

中でも、息子さんの自殺を歌った、「Tears in Heaven」は、印象的である。
素直に自分の息子を歌にしただけの曲が、世界にアコースティックのクラプトンを
轟かせたのである。

もう１人は、伊勢正三。
１９９３年「海がここに来るまで」

およそ５年間の休養を経て、復活を遂げた、起死回生のアルバム。
時の流れと心のままに、音楽をやっていく。
そんなスタンスで、冴え渡る詞の１つ１つのキレ味、
メローな旋律、久々に伊勢らしい作品となった。

こうして、再度、弾き語りの楽しさを味わいたい、そんな軽い気持ちで、
今まで、自分の好きだったアーチストの曲をカヴァーして、
このライブ・イベントへと向かった。