サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

山河

 
風の強い日となった。が、有明テニスの森公園まで、
サダチル号を走らせた。
 
途中、渋滞もあったが、時間ぎりぎりに到着!
これで、今年のテニスも最終日。
 
今年は、プロコーチのプライベートレッスンをはじめた。
また、技術的には、おそらく、かなりのスピンのきいたショットを身につけた。
夏は、怪我で、テニスがほとんどできなかった。
 
たかが、週末のテニスだけど、いろんな事があった。
 
帰宅後、すぐに着替えて、浅草「ひょうたん鍋」へ出向いた。
いつもの、芋焼酎をボトルを空けてしまった。
おでん、やきとり、ぶりかま焼きと、たっぷり食った。
 
それでもなんか、飽き足らず、リンガーハットで、
から揚げだの、皿うどんをつまみにして、もう1杯飲んだ。
 
皆、どこか、一年の終わりをなごり惜しそうな面持ちで、
まだまだ、飲んでいたい気持ちだったけど、きりがないから、
ここで、お開きとしました。
 
寒い冬、テニスコートで、風に立ち向かう姿、
夜はまた、皆で、暖を求め、
分かち合う喜び。
 
人間らしい時間を、どれだけ、持ち続けることができるだろうか。と、ふと思う。
個の大成は、何の意味も無くなり、
つまらぬ優劣、人と比べる、そんなことよりも、
同じ時代に生まれ、ともに生き残ることを、
この東京でも、真剣に考えねばならない。
 
南極大陸のような険しい自然の世界だけでなく、
都会のあちこちに、険しい難所が待ち受けているから。
 
昨日、NHKで、の前哨戦的な番組がやっていた。
過去の名場面が放送されていた。
その中で、五木ひろしの「山河」が、眼にとまった。
この歌は、前から好きだった。
小椋佳が、コンサートで、歌っていたのを覚えている。
 
五木のほうが、さらに、男らしい、こぶしの効きは勿論だが、
それが、
山に生きる者、海に生きるもの、いろんな場面で、
生きることに必死で、その姿は、美しさのあまり、
きっと近寄ることもできないような、神がかった姿なのではなかろうか。
この力強く、厳しさへ立ち向かう想いを描いた、歌が、好きだ。
 
正月は、2日から、テニスをする。寒いけど、これが、俺の山河。
くしゃくしゃになって、ボールを追いかける犬のように、
人間だって、そんなことに夢中になれる。
 
 
「山河」
 
作曲:堀内孝雄
作詞:小椋佳
人は皆 山河に生まれ 抱かれ 挑み
人は皆 山河を信じ 和み 愛す

そこに 生命をつなぎ 生命を刻む
そして 終いには 山河に還る

顧みて 恥じることない 足跡を山に 残したろうか
永遠の 水面の光 増す夢を 河に浮かべたろうか
愛する人の瞳に 愛する人の瞳に
俺の山河は美しいかと 美しいかと

歳月は 心に積まれ 山と映り
歳月は 心に流れ 河を描く


そこに 積まれる時と 流れる時と
人は誰れもが 山河を宿す

ふと想う 悔いひとつなく悦びの山を 築けたろうか
くしゃくしゃに嬉し泣きする かげりない河を抱けたろうか
愛する人の瞳に 愛する人の瞳に
俺の山河は美しいかと

顧みて 恥じることない 足跡を山に 残したろうか
永遠の 水面の光 増す夢を 河に浮かべたろうか
愛する人の瞳に 愛する人の瞳に
俺の山河は美しいかと 美しいかと