サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

冷える夜は

昨夜の、デビスカップ、すさまじかった。
 
スペインは、エースのナダルを欠いたのは、大きかったが、
チェコのエース、ベルディヒの3連投に頼る苦しさは、
2-1で大手をかけたものの、ベルディヒに力は残っていなかったようで、
ナダル無き中、エースを引き受けた、フェレールの大奮闘で、
2-2に追いついた。
しかし、ドラマは、これからだった。
34歳のチェコのベテラン、ステパネク。
小柄な体格とランキングからは、
相手のアルマグロの強烈なストローク、ランキング11位と、
実力からは、スペイン有利と見ていた。
 
だが、ホームのチェコの応援の中、
冷静に見えた、アルマグロだったが、
尋常じゃなかったろう。
 
チェコの2-1と、追い込まれた第4セットでは、
自打球が、ベースラインを割る前に、
会場から
「アウト」
の野次が飛び、
判定もアウトとなったときは、
大きな声をあげ、チェアアンパイアに、自国の監督と抗議に。
チェコ側は、警告ととられた。
 
ステパネクのサービス・アンド・ボレーが、
正確に決まる。
時には、体をめいいっぱい伸ばし、
ネット際で、打球に食らいついていく姿は、圧巻だった。
 
今時のテニスは、スピード化が進み、
もはや、シングルスで、
ネットをとるのは、困難で、リスキー。
 
ラケットという道具の進化、
それに見合った、筋力のトレーニングで、
強靭なアスリートの能力から、
すぐに、ネットに出たプレーヤーの隙間は、抜かれてしまう。
30年前なら、ネットに出た者が、テニスを制す時代だったが、
全くをもって、
今時、ネットプレーなど、そう簡単には出来ない時代だ。
 
しかし、ステパネクの積極プレーと、
精度の高い、ボレーが、
アルマグロを追い詰めて行き、
ついに、強豪スペインを破り、
地元プラハで、
チェコの初優勝となった。
 
そんな熱いドラマのあった一夜明けた、今日は
とてつもない寒さだっt。
鍋にワインで、体を温めた。
 
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ヌーヴォの季節
 
 
去年は、エノテカのちょっといいやつ買ったけど、
今年は、スーパーで、ハーフボトル。
でも、美味しいよ。