またまた、爆睡明けの
そこは、チャリンコの修理工場だった。
中学の同級生らと、居酒屋で語り合っていた。
話も尽きる頃、トイレに行きたくなり、探したけど無かった。
チャリンコに乗って、土手の向こうで、済ませようとしたが、
テニス仲間の女性がチャリンコで、やって来たので、
断念。
その女性もどうやら、トイレを探しているようで、
土手の下の、古びた町工場へ入っていった。
俺のそのあとへ続いた。
工場へ入ると、奥のレストルームから、男性が、出てきた。
これで、空いたなと思い、壊れたチャリンコが、数台、スタンドに立てかけられて、狭いところを通り抜け、
ドアを開けて入った。
ガーン!
トイレがない。
WC と書いてあるのに、ただのペンキで塗られた、壁があるだけだった。
と、そこで、目が覚めた、わけだ。
またしても、風呂にも入らず寝ていたようだ。
今週は、このパターンが続き、朝シャンで、出社。
陽気がいいから、心地よくて、終始寝ているような気分だ。
朝の番組、「スッキリ!」で、復帰した、華原朋美が、出ていた。
ヒット曲に恵まれ、万全のスター街道に見ていていたが、
将来の不安から、薬物依存になり、解雇され、
その後、ダルクのようなところで、依存症治療をしたという。
煙草も止めたという。朋ちゃん、たばこ、吸っていたんだ~って感じだね、今思うと。
精神科の治療で、ありとあらゆる物事を立ちきったということだ。
「趣味をもてば」
「運動すれば」
「何か没頭できるものがあればね」
とか、人は言うけれど、
実は、それが、依存症の初期症状の誘いという、反面教師と疑うことも必要だと言える。
俺は、若いころ、煙草は吸おうとしたが、煙くて、むせてしまい、吸えなかった。
酒は、わりと、楽しく飲むタイプだろう。
でも、美味しい酒とつまみがあれば、カウンターで一人も大丈夫。
ただ、どの道、酒もジョッキ3杯しか飲めない。
何も無いのって、一見、寂しいようだが、
こういう大成功したスターですら、依存症になっちまうんだから、
どうやら違うようだな。
部屋で、ボケっと休日過ごせることが、平和だと思える方が、正常なのではなかろうか。
去年の11月、膝を壊した後、仲間で忘年会したときに、
「テニス以外の楽しみも、一応、考えておけば?」
なんて言う人がいたが、
それが、依存症への招待状なんだと、俺は思った。
結局、何もせず、とにかく膝を休めて、
休日は、テレビを見て、ぼんやりしていられる幸せに気が付いた。
最近は、寂しさを感じないことが、寂しいと思えてくる。
ぽっかり空いた心を持ってないと、何かをやろうという気持ちにならないから。
だけど、それは、一歩間違えると、依存症の始まりだから、
はまると、やがて、中毒になり、
何かしてないと、居ても立ってもいられなくなるんだろうな。
今日は、GW後半の初日。
何やら、面子が集まらなくて、テニスは、今日はお休みだそうだ。
毎年、連日、テニス、飲み会が、恒例のGWなのに。
一体どうしたんだろう。
皆さんも、そんな何かにしがみつくことが、まかり間違うと、危険であることを知ったのかもしれない。
海外旅行も温泉旅行も一種の依存、あるいは、逃避なのかもしれない。
そういえば、昨夜、音楽番組でもやっていた。
「いつも何度でも」
詞:覚和歌子/曲:木村弓
詞:覚和歌子/曲:木村弓
呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心躍る 夢を見たい
いつも心躍る 夢を見たい
かなしみは 数えきれないけれど
その向こうできっと あなたに会える
その向こうできっと あなたに会える
繰り返すあやまちの そのたび ひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道は続いて見えるけれど
この両手は 光を抱ける
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道は続いて見えるけれど
この両手は 光を抱ける
さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる
ゼロになるからだが 耳をすませる
生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ
花も風も街も みんなおなじ
呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも何度でも 夢を描こう
いつも何度でも 夢を描こう
かなしみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとうたおう
同じくちびるで そっとうたおう
閉じていく思い出の そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される
はじまりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ
ゼロになるからだ 充たされてゆけ
海の彼方には もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのなかに 見つけられたから
輝くものは いつもここに
わたしのなかに 見つけられたから
加藤登紀子さんのご主人が、亡くなる直前に、
この歌詞の一部を書きとめていたという。
ゼロになるからだが 耳をすませる
生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ
花も風も街も みんなおなじ
と。。。
なんか、昨日から、
このゼロになるが、キーワードなのか、
この歌詞といい、華原の依存症といい、
どうやら、何かの刺激を求めてるほうが、おかしい?みたいだね。