Babolat Pure Strike 98 16 X 19
を先週、購入し、今日で、合計、
6時間使用したことになる。
テニス界では、注目度No.1 ドミニク・ティエム使用の
18 X 20にしようかと迷ったが、
もう長年、この掛け目のラケットは使っていないので、
16 X 18にした。
因みに、前回まで使用していたのは、
HEAD RADICAL MPだ。
操作性は、申し分ないラケット。
プロキャップグロメットを装着すると、
トップへヴィー気味なり、なおかつ、重くなる。
それゆえ、少し、サーブのスイングで、きつくなる。
それと、HEADは、何と言っても、グリップが、扁平なんで、
そこが、合う合わないのポイントの1つになってしまう。
握りが、甘くなり、少し、面ブレに影響しているような気がしてならない。
上記の理由から、別のラケットへ変更する決心がついた。
Pure Strikeは、もともと、Pure Controlの後継として、4年ぐらい前に、
登場した。
しかし、当時のモデルは、予想以上に、難易度が高く、
アマチュアはおろか、プロでも、
少しの期間使用して、やめてしまったケースがあった。
デザインは、黒をベースに赤色のラインが映えた、
カッコいいデザインだった。
そして、今回のモデルチェンジでは、
プロジェクト One(ワン) 7(セブン)と称して、BABOLAT社としては、
かなり力を入れて、改造したようだ。
フェイス全体の厚みに拘ったようだ。
昔ながらのラケットのような、撓(しな)りもある。
素材も硬すぎないし、かといって、スロート部は、しっかりと固定した打ち応えだ。
別のラケットからの乗り換えなので、
最初は、少し、飛び具合に、違和感を感じた。
元々、飛びを抑えるというラケットで、
フルスイングができることを実現しているコンセプト。
そんなんで、スピンのかけ具合を、
どのぐらいにするかが、このラケットのインプレッションの
大きな特徴だろう。
ハードヒットは、そのまま、真っ直ぐ飛ぶんで、
ネットしやすい。
それを気にして、下から、ラケットフェイスが、オープン気味に入れてしまうと、
ボコーンと飛んで行く。
ループ気味の打球に、操作していくことが、難しいようだ。
しっかりした、フォームで、スイングもきちんと、振り抜いて、
まさに、正統派プレーヤーのラケット。
スライスは、乗り換え前のラケットと比較すると、
掛けにくかったが、
慣れてくれば、思い通りにかかりました。
ボレーは、ストローク以上に、素直で、
インパクトしたとおりの打球が得られます。
フェイスが、98インチなので、
大きすぎず、ポイントをとらえやすく、
球離れがはやくもなく、乗り過ぎる時間が、長くもなく、
思った以上に、ボレーヤー寄りの、
操作性を実現していると思いました。
サーブは、
回転がかかりやすいので、
スピンサーブには向いているように思えます。
スライスかけても、少し、直線的に飛び、
カーブをかけるには、手こずっています。
フラットサーブで、エースを取りに行くことも可能ではありますが、
このラケットに変えて、一番のメリットは、
スピン系のサーブを、
思い切り、上に振り抜けるというのが、特徴的でした。
総合的に、コントロールを評価したいです。
思ったところへ、飛んでくれるということ。
まさに、ピュア・コントロールの後継であり、
今時のコントロール性の高いラケット。
その昔、ピート・サンプラスが使っていた、
Wilsonのプロスタッフ 85.
そのフィーリングすら感じさせ、
その後継の、
フェデラー使用の
n.Six.One
の要素もある。
HEADのPrestigeの柔らかさ、しなりも
少し、兼ね備えている。
いろんな名器のいいとこ取りといっても、100%ではなく、
少しずつブレンドしたような。
コーヒーでいう、
ブルマン、キリマン、モカ、などを、
ほどよくブレンドされていて、
その豆のうち、どれが印象に残ることはない、
オリジナルブレンド、
そんな味わいの、
今までにない、
ラケットという印象だ。