サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

枯渇~ならば、枯活しないとね

朝寝坊、土曜日は平和だね。
明日も休みだから、なんか、開放感ある。

アニメ、ベイビーステップ、テニス好きなら、見たほうがいい。
かなり、現実的に描いている。

プロテニスプレーヤーになるからには、
いろんなものを超えないとなれない。
それはただ、技術面で、勝てばいいだけではないということかもしれない。

圧倒的に、フィジカルが違うことだ。

俺は、2年前の冬、両ひざを壊した。
それは、まさに、プロ同様の練習において起きたことだったんだ。

コートのエンドラインの左右へのボール出しを、
エンドライン上で、左右に追いかけ、
20秒のインターバル起きに、数セット行う。

まさに、ゲームを想定した、
全プレーの終結したレッスンだった。

当時、48歳だった俺には、ついていけてはいたが、
それを、続けることは困難と、
膝が悲鳴をあげた。

整形でレントゲンととったが、
半月板、異常なし、
数週間あけて、同じ個所のレントゲンも、
異常なし。
骨変形もなく、リウマチの疑いなし。
テニスのオーバーワークと診断された。

このように、テニスは、かなりの
ハードワークであるといえる。
練習そのものは、いい練習だった。

そんなプロテニスを目指す者のための現実に近い内容を、
Eテレの、
ベイビーステップ、というアニメで
理解できることだろう。

さあ、そんな厳しいテニスの世界なのに、
週末のオヤジたち、
仕事、家族から、解放され、
自由気ままに、テニスしてる場合じゃないよ!

どうやら、荒川区仲町通り商店街が、
ピンチのようだ。

最近、気づいたのは、
アド町で、一位になったあの店が、閉店していた。
ここんとこ、数回、通りかかっても、店はやっていなかった。

アジの開きは、皿からはみでるような、
立派なアジだった。

今日も、夕方、ぶらり、行ってみると、
グルメシティという、量販店が、50有余年の歴史を閉じ、
閉店の貼り紙を出していた。
昨年末、大晦日に、
こんな安い店あるんだと、のぞいた矢先のことだ。

さらに、
昨年、4月から、ちょくちょく行ってる、
お気に入りのテイクアウト焼き鳥の店で、客が、
「やめないで、がんばって」
と、声をかけていた。

んー、やはり、この商店街、
かなり厳しい状況なのか?

近くには、巨大な、マンション出来たばかりなのに。それが原因か。
マンション下には、弁当屋、コンビニなどが入り込んでいる。
その数百円が大きいんだろうな。
ただ、昔から、下町商店街としては、この三河島駅地域は、物価の高い地域だった。

東京では、枯渇していく商店街が増えている。
商店街という発想そのものが、
今の時代にマッチしないのかもしれない。

自力独歩していくべきなのかもしれない。

荒川区仲町通り商店街のアンケートでも、
Webの開設どころか、FAXすらない店が、多いという報告のHPを見つけた。

後継ぎのいない店、
業態を変えても、ままならなかった店、
手の打ちようがない状態の様子だ。

荒川のアメ横とまで、呼ばれた、昭和の商店街の
最後の生き残りの一部が、
今、俺の目の前で、消え去ろうとしているんだね。

10年前まで、俺が住んでいた、
荒川区汐入という、
牡蠣殻で、栄えた町が、東京都に買収され、消えて、
都営の安い団地になりかわる予定が、
当初48棟だったが、
達成できず、
民間のマンションが参入し、立地したのも事実。

俺自身、何かと、荒川区の古い地域とは、ゆかりがあって、
通うことが多いが、
ほんと、高齢化の影響は大きいのだと知った。

かといって、その古ぼけた、空き家同然の、
店舗後に、コンビニがきたところで、
繁盛することもないのだという気がする。

入り組んだ、獣道のような小道、通れるのは軽自動車、バイク、チャリ程度が限度、
常磐線の線路の裏側、
いつしか、誰も来ない、ゴーストタウンになっていたのか?

しかし、それは、この荒川区仲町商店街だけではない。
これから、加速すると思われる、
都内の商店街は、あちこちあるだろう。

上野アメ横とて、
入れ替わり立ち代わり、
もう過去の店なんてなくて、
外国人のケパブとか、ジーンズの店に賃貸料で、
生活を維持したりなんて、経営者も多いだろう。

地球のどこで、自分が、生きていくのか、
これからは、大きなテーマになるのかもしれない。

身近な商店街の衰弱が、
こんなにも、いろんな経済、マーケティングの行く末を、
考えるきっかけとなった。

最近、ブレイクしている経済学者の本で、
資本主義は、格差社会を拡大すると、述べている。

富裕層へ増税しないと、貧困層は、
どんどん苦しむ構造になれうというではないか。

消費税を一律でなく、
富裕層税でもとればいいじゃないか?

例えば、コンビニ行くと、
PONTAカードお持ちですか」
ドトール行くと
「Tポイント」カードございますか」
という。

ならば、
低所得カードとか、
年収限度額決めて、
少ない収入者に
低価格提供を、簡単にできるようにしてはどうかね。

つまり、価格そのものは、
富裕層から、プチブル価格にしておいて、
カードを提示すると、価格が低料金になる、
なんていうシステム。

夢や発展よりも、
衰退する現代社会へ、
どのような施策をするかが、
これからの地域の課題だと俺は、
今日、垣間見た。
それは、
枯れ果てていく、老舗の店舗、昭和の遺産、
次世代のいない商売、空き家となった跡地、
そこで、活動の「のろし」を上げる、
こそが、今、必要なんだと。

あの頃はとよかったね、
じゃなくて、
これかあは良くなるね、
をテーマに。