サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

TBSドラマ「あなそれ」~心理描写が巧み

雨予報、はずれまくって、今日もまた、ハズレで。
チャリで行くか、バスでいくか、それが問題だ
なんて、ハムレットなみの悩みなんだ、俺には!

テレビドラマ、久々に面白いのは、
TBS 火曜日の「あなたのことはそれほど」だ。

人気俳優取り揃えて、
波瑠、東出昌大
をヒロイン、ヒーローに、
それに追随するこれまた、有望な
仲 里依紗、鈴木伸之
と、今時では、なかなかない、豪華キャストといっていいだろう。

自分の気持ちに正直に生きれば、
昔でいう結婚適齢期なるものは、無意味、死語。

・最高の理想を求めるがゆえに、何を得ても満足がいかない
・目の前の現実に、納得することに、答えがある。

前者をマキシマイザー
後者をサティスファイザー
というそうだ。

最高峰、ベスト、金メダル、トップでないと、気が済まない、
その思い入れが、自身を不幸にしていくという心理学説がある。
手が届く範囲で、自己実現していることのほうが、幸福であると。

あなそれ」という、このドラマは、
来週、最終回ではあるが、
波瑠扮する、ヒロインの美都(みつ)という人物が、
占い師に、
2番目に好きな人と結婚すれば幸せになる」と予言されるところが、
このドラマの展開の始まりだった。

つまり、その心理学説に当てはめれば、
サティスファイザーへ属するのである。

絶対的正解なんてものはない
という学説だ。
マキシマイザーは生きるのは、苦しいことだろう。
何でも最高、完璧でないと、心が満たされないからだ。

ドラマでは、ある日、美都は、学生時代の恋人と再会し、
現実の婚姻生活が、誤りのように思えて、
迷走していくのである。

ある意味、迷走が答えでもある。


今日は、
雨に煙った都会の~
なんて、歌がぴったりの日だった。
のファーストアルバム挿入歌の
「東京1975」 (伊勢正三 作詞、大久保一久作曲)

イメージ 1

サダチル城から見える、この景色に、40年前の歌が、今でも、ピッタリだ。

四畳半フォークもまた、ファンタジーだから、
マンションの部屋からの眺望と、
満足度は、同等なのかも。

そして、今宵の晩酌は!

イメージ 2

さほど大きいイカではなかったが、
軽く炙って、輪切りにして、みると、
なんと、ワタもちゃんと入っているし、
味も濃くて、満足度十分。

昨日、偶然、スーパーで、目にしただけで、
期待してなかったが、
予想以上の、満足感。

これもまた、
サティスファイザーのタイプだからこそ、得られるのかもしれない。

今、イカは、海水の温度が上昇して、獲れない。
居酒屋でも値上げが見受けられる。

肴は炙った烏賊でいい~
(作詞:阿久悠、作曲:浜圭介)

よく知られた演歌にも、
一見、寂しげではあるが、
その自分を満たす術が、謙虚なまでに表現されている。
少し、アングルを変えてみると、
ぬる燗飲んで、窓から、港が見えて、
ぼんやり灯るぐらいの明かりの中で、
物思いに浸る、
最高の贅沢かもしれない。