毎年恒例、もう13年続いているという、
伊勢正三 バースデイライブ
家からほど近い会場なので、軽く、車でもいいし、自転車でも、行けるぐらい、何度かテニスやりにいった場所から、さほど遠くもない距離で、毎年開催される。何かこの伊勢正三というアーティストは、インスピレーションが通じ合っている気がしてならない。
昨年までは、精力的に、
2016:かぐや姫、風、ソロ、ライブの4枚組「All Tme Best」
2017:CD2枚と大久保一久との貴重な風再結成プライベートライブ映像DVD含む
「伊勢正三 Live best風が聴こえる」
2018:風時代のライブ集「風Live Vintage」
2019:「Garden」以来16年ぶり全曲書下ろしの新アルバム「Re-born」
2021:過去のソロライブ音源を集めた5枚組CD「THE 伊勢正三」
2021:PANAMレーベル時代の作品集「ISE SHOZO 伊勢正三の世界」
5年連続で、何らかの作品を提供してくれた。
そして、なんといっても、昨年は、ライブ会場で、直筆サインもゲットできた。
今年は、ライブ会場へ入ると、グッズコーナーは、こじんまりとしていて、行列は無かった。上記の写真のマスクケース(マスク1個つき)が、目についたぐらいだった。
まあ、前期高齢者の仲間入りの宣言をしてから、5年間で、これだけの仕事をこなしたところが、スゴイ。
さあ、17時のスタートの5分前、「スマホの電源をお切りください」のアナウンスが流れ、いよいよ会場は暗くなり、ほぼオンタイムで、コンサートが始まったようだ。いつもは、10~15分遅れのようだが、サダチルシアは時計をしない主義なので、スマホの電源を切った時点で、時刻はわからくなる。会場も演出効果のため、非常口の電灯や電光の時計は消灯されてしまう。
1曲目は、「地平線の見える町」(風時代)のノリのいい曲で始まった。何度か、このパターンでのオープニングに出くわしたことがある。
2曲目は「男は明日はくためだけの靴を磨く」
これは、風のファーストアルバムの挿入歌だが、生演奏は初めて聴けたことになる。高校生の頃、この歌詞に出てくるような大人を描いていたもんだ。
ここで、MCが入る。そして、思わぬサプライズが!待っていた。
「毎年、この綺麗な会場で、ライブやるようになり、いつのまにか僕のバースデイライブっていう、副題がつくことになり、今年で13回目です。」と語り始めた。
「ちなみに、11月生まれの人いたら、拍手してくれる?」という問いかけに、まばらな拍手。
「ざっと1.6%ぐらいかな」と。
そして、
「次の曲は、11月生まれの人たちへ、僕からのプレゼントです」と、
とんでもないサプライズが訪れた。
曲は「11月ロマンス」
1984年のアルバム「Heart Beat」挿入曲。
当時の時代を反映するかのようなサウンドで、都会的な洗練されたアレンジで、なおかつ海が歌詞に出てくる、当時、人気だった杉山清貴のような作品だ。
これといって、何を伝えるとかいうメッセージ性もなく、かぐや姫、風時代の叙情派フォークの面影は消えて、ソロになった伊勢正三自身が、手探りで、自分の音楽性を見出そうとしていた頃といえよう。
中学時代から、追っかけやっいますが、粋なバースデイプレゼントを頂き、
「正やん、ありがとう!」
厚く御礼申し上げます。
2度のアンコールで、2時間半のライブが終わった。途中、ウクレレのサイズのベースギターで、2曲演奏があったのも印象に残りました。ポール・マッカートニーが、東京ドームで、途中、ウクレレ弾きながら、ジョージ・ハリスンの「Something」を聴いているかのような場面でした。
昨年に続き、本編最後は「君と歩いた青春」。俺もここ数年、この曲が頭から離れない。アンコールではノリのいい曲を集め、今年も聴くことができた、16年ぶりの新アルバムから「俺たちの詩」、力強く生きようというメッセージの篭った、いい曲だ。そして、2度のアンコールに応えてくれ、イルカのデビュー曲として提供した「あの頃の僕は」で締めくくった。サダチルシア自身、ライブ弾き語りをやっていた頃、この曲は、とても気に入っていたので、よくカヴァーさせて頂きました。
来年も開催が決まったとのことで、ぜひ、久々に「ほおづえをつく女」を聴かせて頂ければ幸いです。アコースティックギター数本を使い分けるのが近年の演奏スタイルなので、最近、あまり演奏されていないように思いますので、厚かましいお願いで恐縮です。正やんのエレキ弾く姿が見たいです。
正やんから、思わぬバースデイプレゼントをいただいて、一夜が明けて、小春日和とはよくいったもので、まさに今日はそんな朝だった。気持ち良い目覚めで、暖かかったので、自宅裏の隅田川テラスへ、サイレントギター肩にかけて、ウォーキング。
遠くまで行かなくても、紅葉も見れて、癒されます。
モネの風景画のようですね。
この先に大理石をざっくりカットした、テーブルとイスがあるので、30~40分サイレントギター弾いて、心地よいひとときを過ごせました。
by サダチルシア (もうすぐ58歳か、しみじみ迎えよう)