サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

サイレントギターでフラメンコ~

ようやくコロナ感染者数も減少傾向が続いてきたので,外へ出る気になった.4回目のワクチンも済ませたが,今回が,一番,腕が痛かった.テニスで膝と肩を壊したのが,3年前の9月の最後の日曜日だった.昼間,絶好調だったのに,夜,友人とプライベートレッスンへ行くと,ウォーミングアップ段階から,コーチから,「今日,動き悪いですね」と,指摘され,確かに,肩と膝に,とてつもない痛みを感じ,その日を最後に,テニスは休止中.プロテニスでは,王者フェデラーが,引退となった.音楽では,チューリップが最後のツアーと,自分に多くの夢を与えてくれた人たちが,業界から,去っていく時期を迎えたようだ.

YAMAHA サイレントギター SLG-200NW

以前から,狙っていたのだが,中々,ドンズバのフィーリングの機種がなく,見送っていたのだが,遂に,近所の中古ギターショップに,焦げ茶色ボディカラーの渋い,サイレントギターが入荷したので,さっそく,試奏に出向いた.

コンディションもよく,かなりの美品で,付属品のイヤホオン,ケースも持ち運びに使った痕跡はなく,5フレットの付近のネックの上部に打痕の窪みがあるだけだった.同店の他の同品は,明るめのボディの色で,木目はいいのだが,ケースが破損していて,付属品は無し,もう1本は,ケースと付属品は,問題ないが,同じくボディは明るめの機種で,木目がイマイチカッコ悪く,いかにも作り物のエレキみたいな色合いで,ヘッド部にやや目立つキズがあった.

まあ,ぶらり散歩がてら,公園のベンチや,隅田川テラスで,イヤホンで,音聴きながら練習用に欲しかったので,多少のキズぐらいは,構わないのだが,2か月待った甲斐があって,いいのが手に入った.

スペックでは,弦長650mmと,クラシックギターの標準のスケール.ネック幅もほぼ標準的だ.ピックガードが付いているので,フラメンコのゴルペという奏法で,中指や薬指で,1弦の下のボディを叩くことも可能だ.サイレント系では,YAMAHAだけがこのゴルぺを何とかできる仕様なので,ありがたい.弦高は,クラシックに合わせているせいか,高めなので,かろうじて,ゴルペが出来るという表現の方が正しいだろう.

ボディ上部には,各スイッチやコントローラーが付いている.

チューナー,1~3弦の音量,4~6弦の音量,リバーブは2種類と,コーラスのエフェクトがかけられる.

バーブ2を選ぶと,テレビでよく風景の映像にマッチさせるBGMで流れているようなギターの音色のような雰囲気を再現できて,心地よかった.

思った以上に,馴染むのが意外だった.もっと機械的で,普段使っている,フラメンコギターの音色とはほど遠いと思っていたが,結構,しっくりきたので,いつの間にか,1時間ぐらい経過していたようだ.この佇んでいる位置の向かいに,腰かけあり,そこで座って弾いた感想です.

夏が終わると,あっという間に一年の終わりがきてしまいますな~.

サダチルシアの住まいの,裏手がすぐ隅田川テラスなので,これからの季節,11月頃までは,ここで,散歩しながら,ギター練習でもして過ごそうかと思います.

サイレントギター,意外と重宝しますぜ!

 

by  サダチルシア