サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

花粉到来

今年は、大丈夫かもと、思っていたが
金曜日あたりから、花粉の症状が現れた。
 
家に籠っていても、花粉は来ている。
 
ましてや昨日は、NHKホールで、正やんライブの中で、
くしゃみするわけにいかないし、
アルガードの鼻腔洗浄と、
フマキラーの花粉ブロックを、
バッグに入れて、すぐ取り出せるようにして、出動した。
 
帰り道、小雨が、渋谷の街に降り注いだ。
渋谷も、5,6年来てなかった。
 
当時、渋谷のテニスハウス「Eddy」で、
大阪のMRTという称号を持つラケットのストリンガーのスペシャリストが、
短期間、来ていたので、
アポイントとって、
ストリンギング(ストリングスを張る)の講習を受けた。
 
渋谷駅の南改札の歩道橋から青山通りを渡り、
こじんまりした、ギターショップなどがある、坂を登る前の角っこの店だった。
今は、レストランになっていた。
 
あの日は、昼ごろから、店で、
3本張らせてもらった。
1本目は、研修で、全部張るのを説明をきいて、
2本目は、自分で、質問しながら張り、
3本目は、自力で張る。
 
大概、2本目の段階の途中で、皆さん、かえってしまうそうだ。
俺は、自分で張れるようになりたかったから、閉店になっても、
作業していた。
 
途中、お客さんに、店員と間違えられて、
このシューズの25ありますか
なんて、質問されてしまった。
知ってるシューズのブランドだったから、別に、問題なかったんだけど、
一応、店員じゃないんで、
「すいません、自分、店員じゃないんで、お待ちください」
といって、対応した。
 
しかし、あの店が、もうなくなってしまったなんてね。
わりと、海外発売のラケットをすぐに仕入れて、
テニス好きには、興味そそられる店だったが、
今は、手売りより、
ネット販売のみの時代だから、
やむを得ないのかも。
 
対面販売の安心感、細かな要望、ってのが、消費者サイドの意見だが、
結局、その高いスキル、接客時間が、
経営を圧迫する要因になっていく。
一方で、ネットで予習してくる客がほとんどとなれば、
接客するスペースはいらなくなり、
在庫するスペースだけでいい、ということになる。
 
長引く景気低迷だけでなく、
災後の影響が間接的に、
都心部に及んできているのではなかろうか?
 
人は物を、ネットから買う仕組みになったんだな。
 
技術力、人柄、店の雰囲気、楽しいショッピングの要素は、
サーバーサイド・テクノロジー
へと、集約されて、
「このシューズの25ありますか」
なんて言葉も死滅し、webページの
在庫の欄に、◎か×がしてあることだろう。