サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

師匠

午後から雨とかって言ってたが、なかなか降ってこない。
 
一方で、なまった体を、テニスで、払拭したい気分だった。
 
4年前の、今頃だった。
GWの前後の頃。
 
テニスラケットのストリングの張り方をどうしても、知りたくて、
渋谷の、とある、テニスハウスへと出向いた。
当時、その店は、海外から直輸入のマニアックなモデルから、
カスタマイズのラケットまで、こなす、
とても、職人的な店で、知られていた。
 
MRT (Master Racket Technician)という、アメリカで誕生した、
ストリングスの職人の資格がある。
その資格を持っている人が、渋谷店に、2,3日だけ、
出張で来るというので、アポをとった。
そして、終日、ストリングを教わった。
この話は、前にもこのブログに書いたかも。
 
しかし、先月、伊勢正三NHKホールのライブを見に行く時に気づいたのだが、
この渋谷の店は、無くなっていた。
 
張り方の質問をしようと、寄ってみたが、レストランになっていた。
 
で、昨日、ラケットにストリング張っているとき、難所のでくわしたので、
久々に、メールしてみたら、
すぐさま、レスをくれた
 
まだ、ご健在のようで。
英語も達者で、ビシっとした、店長さん。
もともと、大阪梅田で、店をやっている。
 
俺も、老後は、テニスショップか、ギターショップでも開きたいのだが、
まあ、そう簡単なものではなさそうだ。
 
自分がやりたくても、このご時勢では、
ネットで、安く購入できればいいというコンセプトだから、
「いい店」
という評価が、できがたい世の中だ。
 
しかし、こうして、趣味の世界で、
いろんなことを教えてくれる人って、
正直な人が多い。
 
共通して、嘘っぱちを言わない人だ。
 
俺自身、その師匠と会った頃は、試合で、優勝して、
一般人テニスのピークを迎えた時だった。
 
試合直前に、自分で、ストリングを張って、
ゲームに挑みたくて、師匠に、教わりにいった。
 
今はもう腰痛に悩まされ、
あまり、無理なテニスは出来ない。
 
が、今日は、午後、4時間テニス。
 
そして、夕方から、プロコーチのレッスンと、
ハードな1日だった
 
テニス後の、心地よい疲れは、
清々しいぜ!
 
難しい事は、忘れて、
思いきり、コートを駆け抜けて、
全力で、ボールを追いかけて、
相手を打ちのめしたり、
やられたり、
これほど、手軽で、
シンプルなルールでありながら、ハードなスポーツは、ないだろう。
 
このチームもだいぶまとまってきて、
一年前、やり始めの頃は、
冗談も言わなかったのに、
すっかり、打ち解けて、きたようだ。
 
そして、このテニスという、趣味の世界の向こう側で、
皆さん、苦しい思いをして生きている。