サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

フェデラー、ラケット大きい じぇじぇじぇ!

テニスの4大大会も、
残るUSオープンのみとなった。
 
これが終わると、もう街は秋。
 
ウィンブルドン、いまいち盛り上がらないまま終わっていったが、
その後、テニス界隈では、
王者フェデラーが、黒い色のラケットを握り、
しかも、フェイスサイズ98インチと、
あの小さな90インチのラケットをついに、
手放したのではと、報道されている。
 
フェラー使用のWilson のsix,one というモデルは、
前王者サンプラスの使っていた、85インチの後継である。
もちろん、フェデラー自身、まだ名もない頃は、
サンプラスと同じ、ラケットを握り、
ウィンブルドンの舞台で、サンプラスを破り、
名声を高めたのは言うまでもない。
 
その後、無敵の王者、テニス史上最強プレーヤーと、
向かうところ敵なしの状態が、長く続いた。
 
テレビで、放送される、4大大会の決勝は、
必ず、フェデラーがいた。
どうみても、負けるようには、映っていない。
 
しかし、ここ2年ぐらいは、
どうもフェデラーのさえない姿が、見受けられる。
30歳を過ぎて、衰えているのは確かだ。
 
今日のシンシアチでのハース戦でも、
第一セットは、1-6で、ゲームを落とした。
 
そのテニスする姿は、
上体が高く、ボールを必死で追いかける様子もなく、
ラケットに迷ったあげく、
今回は、基の90インチの小さいフェイスサイズのラケットを選択。
バックのストロークが、
ボヨ~んと、スイートをはずし、
どこかへ飛んでいってしまうどころか、
後ろへ飛ばすという、まるで、ど素人のようなショットさえあった。
 
メーカーサイドとしては、
フェデラーが、大き目の98インチという、ミッドプラスサイズに変えれば、
マチュアのテニス愛好家にも普及するのは間違いないので、
嬉しいことかもしれない。
 
しかし、俺のような、少しマニアックなテニス愛好家にとっては、
フェデラーのような選手が、大きなラケットでプレーするのを見たくない。
 
俺が、テニスを始めてやった学生時代。
ウッドラケットから、グラファイトという素材に代わり、
85インチぐらいのラケットしかなかったのである。
 
その後、デカラケなるものがすぐに、登場してきた。
 
プロも海女も、じぇじぇアマも、
ラケットのフェイスサイズの境界線など無かった。
 
しかし、今は、どうかな。
BABOLATというフランスのストリングメーカーが、ラケットを発売して、
10年強になるが、
今じゃ、世界で一番売れてるラケットとなった。
プロでは、ナダルを筆頭に、この100インチぐらいの、
厚ラケが、主流なのである。
 
この頃、衰えて、勝てなくなったフェデラーが、
その厚ラケまではいかないが、
ミッドから、ミッドプラスへと、移行するかどうか、
迷っているようだ。
 
実は、俺自身、昔から、ミッドサイズを好んでいるので、
ラケットなんてのは、
面の大きさなんて、関係ないと言えよう。
 
面が大きくても、
スイートに当たらなければ、
いいボールは、飛んでいかない。
 
つまり、小さい面のラケットは、
ラケット面のスイートエリアを、ほとんどを占めているということになる。
端っこに当たっても、しょうがないのだから、
フェイス面積なんて、関係ないのだ。
 
フェデラーこそ、この伝統的な、
ミッドサイズのラケットの象徴であるべきだ。
そして、今大会では、
バックハンドストロークも、
片手の選手が、半分以上を占めるという、
昔のプレースタイルへ、戻りつつあることも事実。
 
近年、男子も両手で、バックハンドストロークを打つことで、
強い打球、ディフェンス力をカヴァーしてきた。
 
まるで、女子の選手のような、打ち方をする、軟(やわ)な選手が増えたのか、
というより、バックは、皆、苦手なのだ!
 
両手にすれば、習得も速いから、ジュニア時代から、そういうレッスンになっているのだろう。
 
結局、シンシナチの大会での、
フェデラー VS. ハースは、
セットカウント 2-1 で、
フェデラーの逆転勝ちとなった。
 
スッポ抜けのボール、
今まで見たことのないサーブの球種も交じっていた。
 
USオープンを目前に、
今年、最後のグランドスラムで、
タイトル奪取をするために、
実験をしているかのようだった。
 
逞しい男たち、プロの世界でも増えてほしいものだ。
 
・両手じゃないと重くて触れない、
・300グラム超えると、キツイ、
・速いボールは、両手のが対応しやすい、
 
まるで、オバサンだね、今どきの若いテニスプレーヤーは。
 
ピリッとしないフェデラーだが、
2013年、最後のグランドスラム、雄姿、否、
優勝をしてほしいものだ!