最近,テレビでいくつか,ベートーベンの番組を取り上げていたので,調べてみると,どうやら,生誕250年になるそうだ.作曲家になってから,20代後半,難聴になり始め,50代で,ほぼ,聞こえなくなったそうだ.
その失意の中から,第9でお馴染の,「歓喜の歌」が生まれ,日本でも年末になると,この曲は,クリスマスソングが街角で流れるのが終わると,よく耳にする.「自由」「隔たりを無くそう」,などの意味合いがあるそうだ.56才の生涯だったようだが,ちょうど,私,サダチルシアも56歳である.とりあえず,あと一年生きれば,ロールオーバーベートーベンだね!
そんなRoll Over Beethovenを歌っていたビートルズのジョン・レノンが,凶弾に倒れる直前のアルバム「ダブルファンタジー」を製作中に,「80歳まで生きよう」と語っていたそうだが,ようやく,生誕80才の時が訪れた.
これは,1962年10月5日に「Love Me Do」でデビュー後,12月下旬に,ハンブルグのスタークラブで,演奏したときの録音と言われているライブアルバムだ.当時,中学1年生の俺は,貧しい家庭だったので,ステレオなるものが家にはなく,ラジカセで聴くしかなかった,そのカセットテープだ.
私サダチルシアも,年老いてきたので,クラシックギターもいいなと思ったが,ロックやフォークから,移行するに際し,選んだのは,
フラメンコギターだったのです.
フラメンコギターのソロと言えば,パコ・デ・ルシアだが,
トマティートという名前もよく耳にする.
SAVAREZから,そのトマティート共同開発という弦が発売されているので,張ってみた.
単音で弾いた時の音の伸びもいいし,ラスゲアードの時の弦を弾くとシャリシャリと小気味よい音色,アタック感も柔らかめで,指にもさほど衝撃が走らない.
私のようなフラメンコ初心者で,弦の良い,悪いもわからない者には,大満足である.
先日,紹介した,同じSAVAREZのCantiga Premiumにも似ている.どちらも気に入りました.
フラメンコギタリストの沖仁さんが,ベートーベンの「エリーゼのために」をフラメンコアレンジしている.この曲は,ベートーベンが失恋した相手への思いを綴ったとも言われている.当時,ベートーベンは40才,生涯独身だったそうだから,きっと,ロマンチストだったのでしょうね.
サダチルシアももっとフラメンコギターうまくなったら,第5「運命」をアレンジしてみたいぜ!ジャジャジャーンって感じのラスゲアードで.