サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

暑い夏Wimbledon

ひと昔前の夏、
ウィンブルドン男子決勝は、
サンプラス VS,ベッカー。

サンプラスは、油ののった時期で、
ライバル、アガシは、プライベートでもいろいろあって、
ランキング圏外にいくほどの状況の中、
ベッカーに、セミファイナルで敗れた。

そして、決勝でのベッカーはすでに、
アガシ戦で、力尽きたかという印象であった。

サンプラスのサーブについていけなくなっていった。

サダチルはベッカーの17歳のチャンピオンのときに、
テニスを始めた。
といっても、趣味で楽しむ程度だった。
その後、ベッカーもスターならではの宿命で、
ラケットメーカーや、自分の会社の経営などに振り回され、
戦績も低迷していった。
そんな最後の、花のような時期に、
オーストラリア・オープン優勝、
サンプラスとのウィンブルドンで、引退を決意、など、
テニス界の話題を引っ張った、天才少年ベッカー。
あれから、出てきたスターは、
個性的なキャラではなく強いプレーヤーそのものとなった。
悪童マッケンローがいるだけで、テニス番組はたのしかった。
ぶんぶんサーブベッカーが出てくると、
今までと異質のテニスに見えた。
ジャンプしてサーブをして、ネットへ出ていくあのスタイル。
サービスエース男イバニセビッチは、何度出てきても勝てない時代が続き、
サンプラスが棄権した年に、
推薦枠出場で、
ラフターとの人生を賭けた戦いで、やっと手にしたウインブルドン
ラフターはその後、モチベーションが上がらないとかで、引退。
やがて、若手のヒューイットが出てきた。
そして、いよいよ、真のテニスプレーヤー、
フェデラー時代が来たのだった。
誰も寄せ付けない、無敵の王者だ。

たかが20代中盤で何かを極めるとどんな気持ちなんだろう?
スポーツとかアイドルってのは、
年齢制限ありの短期間でチャンスをつかまなければいけない。
だけど、サラリーマンだってさ、
30年近い道のりにチャンスなんて一瞬しかないんだよな。

そういうわけで、
今日は、一年前にレコーディングした曲を
ヘッドホンで聞いたら、なかなかいい出来であることに気がついた。
当時は何回、録音してもきにくわなくて、
中途半端で終わったのだが。

ここへきて、コンピュータミュージックの深さを知り、
音楽の未来を感じている。