夜更けに ひとりで 思い出す今も。。。
なんでも今度の新曲「Last Song」は、かなりいいらしい。
今日は、久々に、 娘とデート。
夏休み、俺も、おともさせてもらった。
「あのさ、パパって、今、土日とか何やってるの」と。何気に聞かれ、
「大概、外で、テニスして、夜は、飲みに行ってる」と、ひるむことなく答えた。
「今、お付き合いしてる人っていないの」
一体なんだってそんなこと聞くんだろう。。。
「いるわけないだろ」と、
そのまま、真実を伝えた。
「最近、友達がみな、ボーイフレンド出来て、取り残されちゃって」と、
ちょっぴり寂しいそぶりを見せた。
「学校の同級生の男の子とマックでも寄って帰るくらいならいいんじゃないか」
と、少しは、異性との交流も許可してあげた。さらに、
「ただ、自分が、心底好きな人なら、後悔しないように、付き合えばいいけど、一時の寂しさや友達につられて、やるものではないよ」
「パパとママはどうして結婚したの?」
「。。。。。」別れちまった手前、黙っていると、
「家庭が持ちたかったから?」
と、俺の胸を察して、先回りして、言った。
「そうだよ。まあ、それより、若いとき、心底好きな人がいるのに、我慢したりしてると、一生後悔するかもしれないから、パパもそうだったし、そういう人だったら、付き合えばいいじゃないか」
と、娘が今、異性に目覚めているのは確かなだけに、軽い気持ちで、羽目ははずしてほしくなかった。
「向こうが、好きなだけで、わたしはそうでもないから」と、
やはり、俺の顔色を窺っているようだった。
「心底すきじゃないなら、やめとけ」
と、最後は、締めくくったぜ!
相談ってのは、この事だったのか。
娘とは、こんなにも、父親を気遣い、生きているものなのか。。。
きっと、別れた女房に、「パパに言ってからにしなさい」なんて、
言われたのかもしれない。
小さい頃も、日曜日の夕方になると、
2人で、近所の公園まで散歩して、
ブランコ乗りながら、幼いなりの打ち明け話をしてくれたのを思い出した。
今一度、俺は、あの子のために、力を発揮してあげなければいけない時だと、
弾き語りスタイルで、300人キャパのバーの設定で、行われた中で、
この曲が、妙に心に沁みてきた。
「もうひとりの俺」
作詞:青山一
作曲:矢沢永吉
夜更けに一人で 思い出す…今も
何の不安も なかったあの頃
何の不安も なかったあの頃
大事な事さえ 置き去りにしてきた
自分を俺は 恨まないけど
自分を俺は 恨まないけど
もう一度 光の道を駆け抜け
お前に 会いたい
お前に 会いたい
失うものなど 何ひとつない
渇いた気分で ただ瞳とじれば
渇いた気分で ただ瞳とじれば
言葉にならない 切なささえも
心の底に 押し込み生きてる
心の底に 押し込み生きてる
I WON'T CRY 涙など見せはしない
お前に なりたい
お前に なりたい
できるなら 眼を醒まし旅に出よう
優しい夕日が 沈まないうちに
優しい夕日が 沈まないうちに
もう一度 光の道を駆け抜け
お前に会いたい