サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

袖すりあう

昨夜の飛び入りセッション3時間で、疲れ果てて、爆睡明けの朝。
 
少し肌寒いが、外へ出て、チャリンコ漕ぎだすと、
汗ばんでしまう。
今日は、渋谷へ用事があるんで、
この季節にあった、ちょっと羽織れるジャケットでもと、
テニスウェア以外、
滅多に、洋服なんか買わないが、
さすがに、体温のコントロールが難しいんで、
買いにいった。
 
夕方、押上駅へ早めに向かった。
去年は、遅れてしまい、1曲聞き逃したのが悔やまれてならない。
それは、鈴木康博Yassのソロ30周年コンサートだった。
バンド編成で、盛りだくさんのステージだった。
DVD化もされて、かなり気合の入ったライブだったにも関わらず、
慣れない渋谷で、場所がなかなかわからなくて、
しかも、開演も時間どおりにスタートというのが、
また、このアーチストの時間にも忠実なところなのか、
大概、伊勢正三なんかは、15分ぐらいは遅れるんだけどね。
 
そんな記憶があり、今日は、余裕をもって出かけた。
それでも渋谷は、まだ、あちこち地下工事もしているが、それとは関係なく、
また、逆方向へ歩いていたんで、
GPSガイドを起動
 
なんとか、15分前にはついた。
今日は、開演が少し遅れたと思われる。
 
去年のリベンジかと思ったが、
一曲目は、エレキギターをもって、
ギンギンのロックサウンドでスタート。
 
しかし、去年のステージングよりも、
はるかに、今回の方が、
肩の力も抜けて、いい出来栄えだった。
 
オフコース脱退後、ソロデビュー曲「愛をよろしく」
も演奏された。
去年発売された、セレクト30というオールベストには、
こうした、代表曲が意外と収録していないようだ。
つまり、オフコースの人気の余韻がある頃の作品ともいえる、
「微笑みのうしろに」、「サンクチュアリー」
といった、シングルカットが、はずされているようだ。
聞けば、この人、オフコースじゃない、とすぐにわかるような作風だからだろうか。
 
コンサート中盤は、Yass一人で、おなじみのSanta Cruzのドレッドノートのシングルカッタウェイのギター1本で、
数曲演奏。
ギターテクも素晴らしい。歌いながらよくできるものだと感心してしまう。
アコギの代表作「海辺にたたずんで」、「入り江」なども今回は、
演奏しなかった。
 
全体的に、明るい雰囲気の曲が多く、
客のノリも去年の30周年イベントの硬さから解放された気分だったのだろう。
 
終盤は、
エレキギターに持ちかえ、IbanezのAR、これもYassの代名詞的な、
長年使用してきた、ギターだ。
 
「夜は2人で」というオフコース5人編成時代のYassの軽快なサウンドで、
一騎にステージを持ち上げていく。
続いて「のがすなチャンス」を。
これもオフコースのステージで、最終曲の前ぐらいにいつもやってた、
総立ちのリズムのある曲。
 
さらに、「一億の夜を越えて」「Save The Love」
オフコース時代の曲が続いた。
 
鳴りやまない拍手をぐっと受け止めるようにたたずんでいたYass
最後の曲は、
「燃ゆる心ある限り」。
 
盛大なアンコールを受け、再びステージに登場。
前の方の客が、
『「Dream Dream Dream」を歌って下さい』
と丁寧にリクエスト。
 
まさに、去年、一曲目だったんで、聞き逃した、この曲だ。
 
かくして、一夜のロックショーは終わった。
 
ロビーへ出ると、
「サイン会があります、グッズ購入をした方だけになります」
とアナウンスがあった。
 
気にはなったが。。。
 俺は、アーチストと直接触れてしまうと、
 もうそれは、夢の中の人ではなくなってしまう気がして、
 参加しないつもりでいた。
 
一番安いグッズで、ギターピックが売ってたんで、それだけ買って帰ることにした。
しかし、ドアまでくると、係員がいたんで、
「これでもサイン会参加できるの」と聞くと、
「全商品対象です」というんで、
列に並んでみた。
時間もまだ6時台だったんで、帰宅するには早いと思い時間つぶしをすることにした。
 
順番が近付くにつれ、ドキドキしてきた。
 
一人、30秒から1分ぐらいかけて、
あちこちサインをねだる人もいた。
白と黒のペンで、サインする対象の柄に合わせて、
しかも太いペン、細いペンを使い分け、
丁寧にサインをしていた。
 
俺は、ギターピックの貼られた、カードの裏にサインをもらった。
そして、Yassの大きな手と、握手を交わした。
 
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