ハロウィンから、クリスマスへの途中。
お酉様も、あさっての三の酉を残すのみ。
例によって、冬の名物
浅草 末っ子へ、帰り道、立ち寄った。
若女将が、
「好評につき、お酉様以降もやることにしました」と。
いつものように、テイクアウトタッパに、くるんでくれた。
今宵も、もちろん、煮玉子入りだよ。
マスターは、餃子の仕込みにいそしんでいた。
大女将は今日は、いなかった。
まあ、ほんと、俺にとっては、一年で一番、幸せなシーズンかな。
寒さも、厳しいほどではなく、
少しずつ、寒くなる。
食べ物もおいしい季節だ。
この牛もつ煮込みにまさる、肉料理はないんじゃないか?
って思うほど、旨い
口の中で、とろける。
これだけの料理を産み出すことが、すごいんだよな。
末っ子といえば、餃子なんだけど、
何を食っても旨い。
不遇の時代ともいうべき、日本経済。
一億総活躍は、実現できるのか?
一億総破たんにならなきゃいいが。
年金3万円増加とか言っているね。
生活保護受給者の増大が起きているから、
そんなことせざるを得ないんじゃないか?
つまり、窓口業務が、今、
こういう相談で、大変になってきているから、
高齢者からの相談で、もちきりなんじゃないかね?
競争社会がもたらした、
多くの敗者を、生んでしまい、
報酬が少ない労働を余儀なくされたから、こうして、
老後にとんでもない、
財政負担を引き起こしたんだろう。
おまけに、長寿大国というのも、
ラッキーか、アンラッキーかわからんのが、
今の日本なんだろうね。
若い人達に告ぐ!
今から、貯金しときなね。
とんでもない時代に生まれてきたんだ。
昭和最盛期の、俺ですら、
老後は、野草でも食っていきていくか、
どこか、南の島にでもいって、
自給自足、
すなわち、海にもぐって、
湧けわかんねえ、魚捕まえて、焼いてくったり、
木の実でも炒って食ったり、
そのほうが、硬い生きる道になりつつあるんだ。
街中いたるところにある、コンビニなんかが、
やがて、高すぎることを知り、
売れなくなるだろう。
自然へ帰ることが、
人類の正しい選択ではなかろうか?
一体何が、格差なんだい?
金もってたって、
やがて、労働人口が、確保でき難くなるから、
利用する施設や場所が、なくなるかもしれないんだ。
そんな人々の不安よぎる中、
元気な、浅草。
高齢化が進めば、
きらびやかな街よりも、
こんな下町で、ぶらり、
お酉様とか寄って、
温かいグルメが、一番の幸せだ。
この下町には、
人類が、まだ、自然人らしい生活だったころのような、
野山の恵み、海の恵みと同じく、
生きる術が、ある。
だから、居心地がいいのではなかろうか。
海外からも、
なぜか、この下町の宿泊施設を好む。
まさに、何か人が生きるべく、
居心地感が、海を越えて、
世界の人々に、理解されつつあるのかもしれない。
そんな海外の人にも、
是非、浅草 末っ子 冬の名物で、
栄養補給して、楽しんでほしいもんだ。