サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

今はちがう季節~夏は今日で終わったのだろう

疲れがとれない?って、
魔物にでも獲りつかれたのか?
ってぐらい、今週末は、テニスで、疲れた。

何と言っても、意外と出来ないのが、
1セットマッチ
サークルとかだと、人数がそこそこいるんで、
その分、コート代金が、割安になるのですが、
存分に、プロが戦うような、
1セットマッチが体験できないのです。

ようやく、今週末は、実現できた。
男4人で、存分に、己のテニスを競う。

サークルで、5~10人ぐらいとなると、
力量に差がある人も出てくる。

さらに、東京都のテニスコート事情は、
今尚、厳しく、なかなか、週末の午後のいい時間帯に、
確保すら、皆さん、相当な努力をして、ゲットしている。

俺の住む街は、コートがたくさんあり、
都営が2か所、区営が1か所で、
合計13面を、
地元の人はもとより、
都営コートは、東京都在住の人、全員で、
取り合うのだ。

どうにか、土日祝、最低でも、2時間は、確保されている。

そして、そのテニスコートには、多くの人間模様があるのだ。

もうすぐ、サークルの仲間の一人が、
海外へ転勤で、去っていく。

元々、エリートで、大学出てすぐに、
大手の家電メーカーへ就職。
40歳前後で、早期退職。
その後、株で、資金運用して生計を立てていたようだが、
日経平均を見てもわかるとおり、
バブル期の半値に過ぎないなかで、
株で儲けるのは、至難の業。

やがて、再就職するも、
海外勤務となり、
家族との時間も十分に持てずに、
ようやく、帰国したのもつかの間、
また、来月から、
海外へ転勤となった。

しかし、本人は、前向きで、
やりたことをやるんだと、意気込んでいる。

廃れ行く、日本にいるよりは、
海外を拠点とした、生きざまを
築こうとしているかのようだ。

先進国でも、財政赤字学力低下少子高齢化
多くの問題を抱えた国へと転落した、この国で、
幸せという言葉は、もはや、ほど遠いだろう。

生まれ来る子供たちは、親以上に、不幸な人生を歩むことになる。

帰り道、雨が、降っていた。

小雨程度と思ったら、徐々に、雨足が強くなり、
気温の高いせいか、
夏の夕立のような雨だった

明日から、寒くなるというから、
これで、本当に、今年の夏は終わったのかもしれない。

季節は変わる。
時間が過ぎれば、人の人生も変わってしまう。

つい、この間まで、
一緒にいた人が、
いろんな事情で、
遠くへと旅立っていく。

それは、距離だけの問題ではない。

時間が経てば、昔の仲間というものも、
袖すり合った短い瞬間のつながりにすぎず、
ふと我に返ると、
のような出来事。

俺自身もまた、
そうした過ぎし日の人のなかで、
ただの幻に過ぎない。

明日から、また、違う季節が訪れて、
これから、寒くなっていくのだろう。

現実は、自分という存在だけ。
手を差し伸べて、触れることができるのも、
何を思っているのか、心の奥を見えるのも、
ただ、自分が生きているということだけが、
現実。