サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

2割台で、名球会~隅田川花火順延、経済効果240億円の裏側

台風の進路が、変則で、脅かされた日本列島。
一般的には、
ペルー沖のエルニーニョ現象から、発生するのが台風だそうだが、
今回は、高気圧の位置が、違うため、
日本列島を、北側から南へというカーブを描いた。
いろいろ近隣では、
・車を安全な場所へ移動してください
・バルコニーの側溝の詰まりを清掃してください
など、警告が出されていた。

そして、
この街の、
年に一度のビッグイベント、
隅田川花火大会は、
順延となり、
翌日、開催となった。

いかんせ、この花火で、
経済効果は、
240億円強という。

まさに、開催は必須なのだ。

近隣の店はともかく、
従事する人たちの懐は、
潤うわけだ。

でもね

一方で、地元の住人の環境はどうかって、問題があるんだ!

俺の住むマンションの前の通りは、
通行止め。

いろんな町から、
見知らぬ見物客が来る。

近くの区営の野球場は、
抽選してまで、場所確保という、
花火見物のメインスポットとして、利用され、
協賛者には、
リストバンドが配られていて、
入場口と再入場口まで用意されていて、
それをチェックするスタッフもいて、
厳重な体制がしかれている。

これらを、
白髭橋から、
次の桜橋、
その次の言問橋
さらに、駒形橋、
ずっと、警備員が、
午後、3時ぐらいから、
配備されて、
数キロにわたって、
徹底した誘導がされて、
開催されるのです。

浴衣の君も、甚平の諸子も、
のんびり、遊歩道を歩いている場合ではない。
規則どおりのレーンを誘導される。

そして、俺みたいな地元の住人でさえ、
たかが、道路隔てたコンビニに、自由に、
買い物に行けないのである

そんなんで、
夕方、4時か、5時には、
買いもの済ませ、
自宅で、花火を見るしかないのです。

昔は、
ぶらり、浅草駅方面に、
歩いていけば、
花火なんて見れたのに。

強いて言えば、帰りだけ、
どこの駅も混みあうから、
どこぞの居酒屋、喫茶、食事処で、
混雑回避を待てばいい、
ぐらいの、
その自由度が、失われつつあると思った。

今でこそ、この絶景花火スポットに居住している手前、
家から、のんびり、花火が見れる。

イメージ 1

おまけに、引っ越してから、この10年の間に、スカイツリーが、出来た。

でもね
心配な事もある。

やはり、子供たちが減少しているという事実。
入居当初は、
子供たちがたくさんいて、
「たまや~」
と叫んでいたのに
皆、大きくなったのか、
一軒家にでも移り住んだのか、
浴衣来た子供たちが、いなくなった。

ほぼ、この花火も、
地元よりは、
外部からの見物客で、
もっているといって、いいだろう。

出店では、ビール1杯、500円もする。

俺のマンションのすぐ隣に出来た、
OKストアなら、200円もしないのに。

240億円の経済効果をもたらすという、
隅田川花火の現実は厳しい。

いつまで、このぼったくりの、にわか営業に、
外部から来る見物客の懐に、金が余っているのでしょうか?

プロ野球、好きな人なら、
知っているかもしれませんが、
日ハムに、
という野手がいました。

2000本安打を記録し、名球会入りした選手。
しかし
打率は、3割を一度もマークしていない、2割台の選手なのです。

地道にコツコツ、長年、ヒットを積み重ねれば、
2000本に達成するのです。

年に一度の花火大会で、
よそ者のために、警備員を、多数、配備し、
安全確保し、
twitterで、公式ホームページからの
情報を流し、
専属の気象予報士が、
7月の最終土曜日開催を、毎年、
実施するか否かを、検証し、
その情報をチェックしながら、
外部から、訪れる街なのです。

何にもない町なのに。
年に一度だけ、華やぐ。
まるで、ビッグアーチストのコンサート会場の座席に
いくまでの誘導のように、警備員が、誘導しているのです。

一発、240億円よりも、
田中幸雄選手のように、
コンスタントに試合出て、
3打数で、1本すら、ヒットが出ないにもかかわらず、
生涯2000本安打を積み重ねた、
生きざまを、重視してみてはどうだろうかと、俺は思う。

こんなところも、参考になるんだよ!

3割打てない人でもいい、
長く地道に、コツコツ積み重ねて、
いい仕事すれば、
いい成果、貢献、
そこまでいかなくても
世の中への小さなご奉仕を、
多くの人達の実戦で、
経済効果は期待できるのです。