早くも、サダチル城の前は、
ガムテープで、路上に場所とりのテーピングが始まった。
すごいね、みんな、これが生きがいなんだね。この辺の住人は。
拙者もこの地にきて、隅田川花火は欠かしたことはない。
必ず見物している。
橋の上、屋上、バルコニーどこからでも見える。
ちなみに今夜というより、前夜は、
足立の花火だった。
高層マンションの後ろに見えるぐらいで、全景を見れないので、
つまんない。
なじみの、やきとりやも一年で一番、注文の多い日らしく、
サダチルはそういうときは、遠慮している。
なんでかっていうと、ネタが花火メニューなんで、
好みのがないからだ。それに、相当時間もかかる。
予約しても時間どおりにはできないだろうし、
基本的に、大口の注文で埋まっているようだ。
東京というか浅草きっての夏のイベントだ。
サダチルには、本当にこのイベントが染み付いてしまった。
東京のよさは、どこかにいかなくても、
近所でイベントがあるからいいよね。
いつの日か愛する人と、バルコニーから花火が見たい。
ミニテーブルに、樽生ともつ焼き並べて、
一緒に花火がみたいものだ。
デューク更家がモナコで、F1が通過する道路の上に
別荘もってるようだが、
サダチル城って、まさに、それに匹敵する、
花火スポットの贅沢な場所かも。
しかし、デュークの奥さんもきれいだな。
だから、男はやる気が出て、やさしくなれて、ばりばり働いて、
がんばれるんだろう。
サダチルも、そんな自分にふさわしい鞘がほしい。
流離の男サダチル城にそのうち、
「ピンポーン」なんて、鍋もって押しかけくる人いないもんかね。