サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

現実はキム・ヨナ

バクーバーの最大の注目といえよう、
浅田真央 VS キム・ヨナ

夢は、真央の金だが、現実はキム・ヨナだろう。
安定した演技、スケーティングのうまさ、
メンタル、トリプルアクセル以外は、全てを上回っているのと、
これまでの大会での勢いがあった。

真央は、やはり、不調な時期を乗り越えて、どうにかオリンピックに届いたという
悪条件を引きずっていただろう。

そして、観衆を見方にできなかったのが、日本選手共通の失点だ。
トヨタの影響で、観客から、日本人が悪く見えているという会場の雰囲気すらある。

つまり、たかが、一国の自動車会社の特定車種の不良品と、甘くみた豊田社長のずさんな管理が、
このように、五輪の選手への影響も出ているということ。

今日は、派手に、真央の金で、飲みたかったが、
やはり、世界はジャパン・バッシングムード。
とてもじゃないが、そんなときに、日本を賞賛するわけにはいかないのは当然の仕打ち。

しかし、終始、浅田は、緊張からは解放されていなかったようだ。
アクセルへの思いが強いほど、ほかの部分がおろそかになる。

これは、サダチルのようなミュージシャンも共通して言えることで、
今日のステージで、あの曲で、力を入れようなどとすると、
その曲でこけたり、意外と客ウケが悪いもんだ。

荒川静香が、ジャンプ封印して勝負したのに比べれば、
真央は、アクセルを封印したら、何もない。

だから、それ以外で、点数を稼げない。

氷のわだちにはまり、足を獲られる場面も、やはり、
このストーリーは、キム・ヨナだと、誰もが、気がついたことだろう。

4年前、年齢制限で五輪に出れなかった時点から、
彼女は、悲運のスケーターのように、俺には思える。

そして、それが、今大会、銀メダルという現実であるということ。