気付け薬

ハロウィン、じゃなくて、このカボチャは

 

今日は、冷えたぜ。

 

昨晩の飲み会に続き、今夜も、クライマックスシリーズの第２弾！

 

気温よりも、体感温度は寒く感じると、予報のとおり、本当、寒かった。

 

上野で、１５年越しのテニス仲間との新たな旅立ちに、顔を出してきた。

体調も悪かったが、この店にもう来ることはないのかと思うと、

居たたまれず、友人と足を運んだ。

 

夏に行ったときよりも、元気そうな顔をしていた。

肩の荷が下りた、そんな面持ちに見えた。

 

「パスタ食べてって、お腹すいたでしょ」

 

そんな言葉が、今時忙しい家族だったら、親だって、子供に言う暇もないかもしれないのに、

ここは、あたふた意味もなく忙しいだけの世間で流れている時間の止まった場所だったんだと、俺は思った。

 

一時間ほどいて、店を出ようとすると、出口まできてくれた。

「お元気そうで、よかったですよ」というと、

俺の、腕をがっちり押さえて、無言で、暖かい眼差しで、見詰めてくれた。

 

相棒と場所を変えて、南千住のいつもの店にきた。

ほんと、世の中、厳しいんだなって、思う反面、

今まで、やってこれたこと、そして、まだこれからも、

新たな人生を送ろうとして、以前よりも、何か、

前向きな表情をしていたことが、俺も見習うべきと思った。

 

ホッピー片手に、もつ焼き食ってたら、いつしか、

寒さも吹き飛んだ。

気持ちだね。

380円のホッピーが、特効薬！

友人も、会ったときは、少し、体調悪いと言っていたが、

ガンガン元気になっていた。

 

まだまだ、自分には欠けているいろんなものが、見えてきた。

そして、皆さん、必至で生きていることを知るばかりだ。

 

さて、今日は、冬至。

日本的慣習で、カボチャでもと、

自家製スープをこしらえた。

以前は、娘に作ってやると、濃厚な味付けがとても気に入って、

無邪気に飲んでくれたのを思い出す。

 

 

カボチャ、バター、牛乳、食塩。

お腹いっぱいになるぐらいの、濃いスープになる。

 

以前は、汗だくで、大根おろし擦るように、カボチャを擦って作ったが、

今は、ジューサーで手抜き。

 

やはり、おろし器で擦るほうが、心なしか、美味しい気がする。

 

今日は、ほんと、人生の先輩たちに、胸を借りて、

なんだか、甘えん坊、させて頂きました。