サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

実戦で習得

 
今日は、早起き
 
昨晩、早寝したからじゃ。
 
ボケっと、テレビをかけっぱなししようかと思ったら、
ワオGAORAでは、ATP男子テニスの準決勝だ!
 
フェデラーがついに、テレビに出てきた。
昨年は、グランドスラムの勝ちがなかった。
そろそろ、時代の変わり目に差し当たった、王者!
これも、王者の宿命なんだな。
 
俺の中では、
 
・ビヨン・ボルグのウィンブルドン5連覇
ジョン・マッケンローによる、ボルグ、レンドルのウィンブルドン優勝阻止
ボリス・ベッカー、17才のウィンブルドンチャンピオン記録、未だ破られず、ビッグサーバーの元祖
・イバニセ・ビッチの史上最強 サービスエースの記録保持者、マッケンロー時代に幕をうった黄金の左腕
ピート・サンプラスウィンブルドン3連覇の職人気質、風のような静かなフォーム
ロジャー・フェデラー、王者サンプラスを破ってから、史上最強のオールラウンダー時代に君臨中の最大の王者
 
といった、男子テニスの遍歴を見ている。
 
中でも、ボリス・ベッカーは、誕生日も近いし、
ビッグサーバーという、型破りなテニススタイルを築きあげた、
今のテニスのベースとなる、パワーテニス時代の到来を告げるかの如く、
彗星のごとく、ドイツからでてきた、淡い青年の印象が、忘れられない。
 
当時は、パパラッチにおっかけられ、大変だったという。
バハマまで、バカンスにいったときの、水着で、防波堤でむじゃきに、休息するすがたですら、
話題になるほどの注目度だった。
 
俺は、このころ、初めて、公式テニスをかじった。
オーストラリアのローズオールという選手のスタイルが、オーソドックスなテニスとして、
当時は、教科書だったが、
ベッカーの登場で、がらりと、テニスの世界は変わったと思った。
 
この週末は、いくつかみにつけたショットがある。
やはり、アプローチショットの重要性だと思った。
 
サーブは、確率が高いプロとて、70%までは行かない。
ましてやビッグーバーのエース確率は、50%にも満たないだろう。
 
近年のウィンブルドンも、
サーブだけの試合はなくなりつつある。
グランドストロークが、主体で、そこから、どう攻めていくかという、
本来のテニススタイルにもどりつつある。
ただ、大会の都合で、ボールの空気圧を変えて、
サーブだけでは決まらないようなボールに調整しているのも事実だ。
 
そんな時代だからこそ、
アプローチで、ネットに出て、
ボレーで仕留めるという、
組み立てが、
大切になってくるんだ。
 
ラケットという道具もいろんな素材が試され、3か月おきには、
新ラケットが、出てくる。
 
10数年前から、バカ売れするラケットは無くなった。
先日、破たんしたPrinceの30年前に発売したグラファイトが、
まさに、革命だったのであって、
今のラケットは皆、そのグラスファイバーに、
鉄、宇宙素材、チタン、を配合したり、
しなり、振動球種に工夫をこらしているだけ。
 
抜本的な革命は、何もない。
 
テニス界は、これからは、そんなアイテムのテクノロジーに頼らず、
アスリートらしい、実力で、勝負していくべきと思う。
 
商業主義が優先のため、
とかく、トッププロ、人気選手の活用で、
商売してきたのだろうが、Princeの破たんに見られるように、
もう、こうした、
コマーシャリズムは、世の中に、通用しない。
 
選手の、技術、体力、戦術といった、
そういうところまで、研究している、アマチュアや、
これから、選手権レベルに到達していく若い世代が、
目がこえてきた証拠。
 
すっかり、テニスで、熱く語ってしまったが、
地球のどこかで、いつも、トッププレーヤーが、
自分の力で、頑張っているのを、
GAORAWOWOWライブで、垣間見ることができるようになり、
とても励みになったと思うぜ!
 
テクノロジーよりも、自分の力だな。