今日は、早起き
昨晩、早寝したからじゃ。
ボケっと、テレビをかけっぱなししようかと思ったら、
ワオ、GAORAでは、ATP男子テニスの準決勝だ!
フェデラーがついに、テレビに出てきた。
昨年は、グランドスラムの勝ちがなかった。
そろそろ、時代の変わり目に差し当たった、王者!
これも、王者の宿命なんだな。
俺の中では、
・ビヨン・ボルグのウィンブルドン5連覇
・ジョン・マッケンローによる、ボルグ、レンドルのウィンブルドン優勝阻止
・イバニセ・ビッチの史上最強 サービスエースの記録保持者、マッケンロー時代に幕をうった黄金の左腕
・ロジャー・フェデラー、王者サンプラスを破ってから、史上最強のオールラウンダー時代に君臨中の最大の王者
といった、男子テニスの遍歴を見ている。
中でも、ボリス・ベッカーは、誕生日も近いし、
ビッグサーバーという、型破りなテニススタイルを築きあげた、
今のテニスのベースとなる、パワーテニス時代の到来を告げるかの如く、
彗星のごとく、ドイツからでてきた、淡い青年の印象が、忘れられない。
当時は、パパラッチにおっかけられ、大変だったという。
バハマまで、バカンスにいったときの、水着で、防波堤でむじゃきに、休息するすがたですら、
話題になるほどの注目度だった。
俺は、このころ、初めて、公式テニスをかじった。
オーストラリアのローズオールという選手のスタイルが、オーソドックスなテニスとして、
当時は、教科書だったが、
ベッカーの登場で、がらりと、テニスの世界は変わったと思った。
この週末は、いくつかみにつけたショットがある。
やはり、アプローチショットの重要性だと思った。
サーブは、確率が高いプロとて、70%までは行かない。
ましてやビッグーバーのエース確率は、50%にも満たないだろう。
近年のウィンブルドンも、
サーブだけの試合はなくなりつつある。
グランドストロークが、主体で、そこから、どう攻めていくかという、
本来のテニススタイルにもどりつつある。
ただ、大会の都合で、ボールの空気圧を変えて、
サーブだけでは決まらないようなボールに調整しているのも事実だ。
そんな時代だからこそ、
アプローチで、ネットに出て、
ボレーで仕留めるという、
組み立てが、
大切になってくるんだ。
ラケットという道具もいろんな素材が試され、3か月おきには、
新ラケットが、出てくる。
10数年前から、バカ売れするラケットは無くなった。
先日、破たんしたPrinceの30年前に発売したグラファイトが、
まさに、革命だったのであって、
今のラケットは皆、そのグラスファイバーに、
鉄、宇宙素材、チタン、を配合したり、
しなり、振動球種に工夫をこらしているだけ。
抜本的な革命は、何もない。
アスリートらしい、実力で、勝負していくべきと思う。
商業主義が優先のため、
とかく、トッププロ、人気選手の活用で、
商売してきたのだろうが、Princeの破たんに見られるように、
もう、こうした、
コマーシャリズムは、世の中に、通用しない。
選手の、技術、体力、戦術といった、
そういうところまで、研究している、アマチュアや、
これから、選手権レベルに到達していく若い世代が、
目がこえてきた証拠。
すっかり、テニスで、熱く語ってしまったが、
地球のどこかで、いつも、トッププレーヤーが、
自分の力で、頑張っているのを、
とても励みになったと思うぜ!