サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

キーワード~だから今がある

 
・マヤ終末論は、通り過ぎた
・諸外国の戦中死者 < 日本自殺者
 
ぼんやり、鍋やりながら、テレビ見てると、
そんなキーワードが舞い込んできた。
 
寒い夜は、寄り道せずに、
家で、温かい鍋が、一番。
 
去年は、
みぞれ鍋にハマったが、
今年は、
厚揚げ、薄揚げといった、浅草老舗の豆腐屋の材料を生かし、
いい出し汁が出る、鍋だ。
 
薄揚げは、少し、繊維を砕くように、
まな板の上で、表面全体を数回、往復で、箸を、ころがしてから、
袋にして、いなり寿司のように、口を開け、
餅を入れ、鍋に入れる。簡単巾着だ。
 
厚揚げは、薄めにカットし、さらに、身の断面に包丁を入れ、火のとおりをよくする。
ここに、エリンギ、たらこ、たら、白菜を入れる。
 
ラーメン屋のスープよりも、うまいかもしれない。
 
最近は、スーパーで、ストレートタイプの割り下があるから楽。
カレー鍋、坦々鍋、味チェンジ鍋、だの、
野菜さえ、切っていれれば、何でも家で楽しめちゃう。
 
だからこそ、俺みたいな、男ヤモメでも、どうにかなるわけだ。
 
そこで、俺は、それじゃつまらないんで、
自分で、材料に拘り、編み出したのが、
この浅草老舗の豆腐屋だからこそ、生きる、
生揚げ類の鍋なんだ。
 
天然素材だけで、十分な味わい。
まあ、素材調達先は、浅草ということだけで、企業秘密
というか、言わなくても、もうわかるはずの豆腐屋さんです。
 
ここ10数年、とてつもない苦悩が、いく度となく、襲いかかってきた。
こんなにも、すんなりと物事って、運ばないものなのかと。
それこそ、宅急便の時間指定みたく。
 
しかし、澄んだ夜空のスカイツリーを見て、
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この俺が今あるもの、今までが、あったからだと、ふと思った。
すべては、この思いへと到達するためのものだったのだと。
 
数か月前も、数年前も、まだ、途中だったんだ。
苦しい思いをして、成し遂げた仕事も、ただ、疲れが襲いかかってくるだけだった。
一年前、膝を壊し、この冬は、肩も壊し、セミリタイヤ気味のテニスも、
確実に、上達してきたという事実。
 
やつれ仕事の繰り返し、走りつつも、老いゆく体と向きってのテニス。
今は、それがあったからこそ、今、こうして、いられるのだと、
かつてない到達感を噛みしめている。