夏はウナ！

 

爆睡３連休も終わりか。

 

オムニバスでいろんな夢見ちまった。

馴染みの鮨屋いったり、

変り種のギターを弾いてたり。

 

目覚めた時には、もう昼だった。

 

鰻（うなぎ）が頭をよぎった。

その昔、証券営業時代、会社の近くにスナックがあって、

週末は、営業の後、残った社員同士で、一件目は、各々、飲みに行き、

最終的には、そのスナックが、

皆そこがたまり場だった。

 

ママさんが

「ウナ？」といって、いつも、俺が行くと、

ウナ玉を作ってくれた。

玉子は、コーラとかの瓶の中に、出汁入れて、保管してあって、

鰻といっしょに、ママさんが、作ってくれるのが好きだった。

 

今日は、そんなウナ！みたいなの食いたかった。

 

串に４切れぐらいにカットして、刺して、炭で焼いてくれるんだ。

肝も焼いてくれる。

立ち食いが基本で、外飲みで、生ビールとチューハイがある。

イスが、２個出してある。

折りたたみのキャンプセットみたいな、テーブルがあって、

座りたそうな顔すると、椅子を増やしてくれるみたい。

 

一杯客もあれば、長居客もありのようだ。

俺は、新参者なのに、長居しちまった。

 

近所のどうみても、俺より、年上に見えた人が、一人、たたずんで飲んでたんで、

二言、三言言葉交わすと、そのうち、歳の話になり、

「なんだよ、私のほうが若いですよ」

と、言われてしまった。

白髪交じりで、どうみても、俺より、老けてどうだったのにな。

 

チューハイも飲みやすく、入りがいいせいか、ガンガン、ヒートアップしちまった。

通りを見渡せば、立ち飲み屋が、数件、ならんでいることに気がついたが、

どうやら、この鰻の外飲みが、一番良さ気だった。

７５才になる大将。息子さんが、今は、店内の夜居酒屋、昼ランチを継いで、

土日のみ、外飲み鰻やってるそうで、

「今日は、臨時営業だから、１時で終わりだよ」

といいつつ、

なんだかんだ、俺が、

満足するまで、営業してくれた。

 

フリップアップ式のメガネのオーバーサングラスを上げて、飲んでると、

「そのメガネいいな、どこで買ったんだい？」と。

「エキミセのJINSだよ」と。

 

そんなたわいもないこといいながら、タラタラ飲めた。

ビタミンBたっぷり補給できた。

 

そうさな、かば焼きっていやあ、

それこそ大昔、夏休みに、

福島の祖母の家の近くの川で、天然ウナギつかまえて、

真っ黒焦げ気味で、たくさん食ったもんだ。

 

鰻で、梅雨も吹っ飛んだぞよ！