サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

それを伝えたかった~執着とか没頭が仇になる


まぼろしハァ~
か。いいフレーズ。

さっそく俺は、ダウンロードした。

先週、土曜日の伊勢正三ライブのサプライズゲスト「やなわらばー」。
冷めやらぬ、伊勢プロデュースの
が、伊勢正三facebookにも案内があるとおり、公開されている。




人が行き交う渋谷スクランブル交差点。
かぐや姫時代に発表された「アビーロード街」の
詞も甦らせてくれる

いろんな仕掛けありそうなところが、また、
昔からの正やんファンの若い頃の、
淡い恋、
壊れやすいガラスのようなハート、
にも結びつけてくれる。

渋谷公会堂あたりを流れていたのだろうか?
100年前の渋谷川というのにまつわる、
いまとなっては、
その都心のど真ん中で、
知られることもない、名もない川にすぎない、
そんなレトロ感と、想像すればわかる気もする、
現代の恋人たちをテーマの歌詞が、
うまくコラボーレートした、
いい作品だ。
長年のファンのみならず、
新しいファンへの新作の期待をのせて、
別のアーチスト、
しかも、
純朴そうな沖縄出身の女性ユニットが、
まるで、イルカの「なごり雪の頃にも似て、
伊勢ワールドを、
他の人が表現して、
世の中に出てきた、秀作と言える。

没頭できるものがあるといいのに」
「時間がたてば変わる」
とか、俺に起きた出来事に、そんな助言をされたもんだ。

そうか、もっと若い頃に、味わった人もいるんだな。
だから、
渋谷川」なんてファンタジックなロマンになるんだろう。

最近、思うのは、
執着や、拘りが、
ただの独りよがりで、
何の役にも立たない、
ただの自己満足、
否、それにすら到達できないケースもあり、
破滅していく人々がいるのではなかろうかと。

そう、今となっては、コンクリートの下に流れる、
渋谷川だけど、
100年前から、
行き交う人たちの、間で起きた、
自由な恋模様が、
今尚、流れている。

自分の生きるための、
執着した仕事とか、没頭、情熱が、
ビジネスや趣味の世界で評価されている部分もあるけど、
実は、真心の行いではなく、
虚しさの穴埋めのようなもので、
誰も受け入れないものだったりする。

いつも励ましてくれたあなたに
ありがとう
そしてさよなら
というエンディングの歌詞で、
渋谷川」(伊勢正三 作詞・作曲)
の終わり方。

感謝して、別れを告げて、前へ進む。
たとえそれが、コンクリートの下敷きになってしまっても。。。

先日のコンサートの最後で伊勢のMC
「毎日、生きてるだけで大変なんだ」
という言葉に結びついているように思えてきた。