梅雨明けと入れ替わりの、夏の扉か、
秋の誘いか、微妙な、時季の
隅田川花火大会。
今年は、涼しい風が吹き、
わりと大人しめの大会だったかと。
その年により、雰囲気が異なる。
やはり、俺が、この街に来てすぐの大会が、
一番だったのは間違いない。
マンションの住人も、もちろん、
入居初の花火大会に飲まれたのはあるが、
それにしても、
最近、ここの住人も過疎化している気がする。
一時期、花火マニアみたいな連中が、
オートロックをくぐって、
侵入してきたが、
今年は、パスワードも変更したせいか、
部外者が、見受けられなかった。
道路は、通行止めで、皆、ブルーシートしいて、
見物の準備。
やはり、人影は、以前よりもまばらだ。
花火開始10分前、静かに、隅田川は、流れている。
写真右橋の、白と薄い青の縞の建物は、
移転まもない、浅草病院。
さあ、第1発目が、発射。
19:30になると、第2会場も、打ち上げ開始。
コンテストが終わると、クライマックス。
実は、テレビでは、コンテストの花火で、
作者の花火師のインタビューがあるけど、
俺ら、見物人からすると、
あの時間帯って、つまんないんだ。
どれも、貧弱で。
やはり、出足と、このクライマックスが、いいんだ!
いい色してる、中トロ寿司
8:15分ぐらいで、終了。
さあー、やっと夕飯だ。
結構、花火って短いものだ。
テレビでは、そのあと、コンテストの発表とか、
各地のスポットの取材が、放映されて、2時間半の構成で、
9時までひっぱる。
マンションの住人もこの日ばかりは、一体感がある。
年々、花火の盛り上がりもマンネリ化もあってか、
高齢者の多い浅草界隈の事情か、
わからないが、
ほんと、小さな子供たちが、
この建物、町から、
去って行ったなと実感した。
浴衣きた、かわいい、小学生が、こんなにも、
入居以来、減ったのだと思い知った。
おおざっぱにいえば、知名度そのものだろう。
都民に見えている範囲のほかに、細かな、
実務での実績は、見えてこない部分も大きいので、
選挙活動の範囲での吸引力だったのかもしれない。
グリーンを共感のツールとし、
街頭演説の場へ、足を運ぶきっかけを作る。
無縁社会、一世帯、2人未満の孤立化した、
東京の住人を、一つの集会場にしていくという、
見事な、音楽アーチストのような路上ライブにも似た演出。
ビジネスの先端を行く東京であることに変わりはない中で、
首都直下型大地震の予測への防災対策、
4年後へ迫る、東京5輪の問題、
都民一人一人、一世帯一世帯への、コマかな支援、
一体、どうクリアしていくのだろうか。