朝霞のデスペラードステージは、
なかなかよかった。
当日、彩夏際とかいう、花火つきの夏祭りのようだった。
隅田川花火なんて、サダチルの目の前の通りは通行止めで、
皆、ござ敷いて見るのだが、
浴衣の数より、お年寄りの数のが目立つな。
若い息吹のない世界。
朝霞の駅はもう、すっかり、浴衣姿で、
祭りムードをかもし出していた。
そんな祭りとは無関係ではないが、
デスペラードステージという小さな、
20席程度の喫茶だが、
小さな工夫がんされた、
ライブありの喫茶だった。
モニターが、きちんと演奏者側とリスナー側に。
天井にはビデオカメラ。
軽いレーザ光線のようなライトも灯されたり。
マイクもきれいに管理されていて、
スタンドのねじもきちんと調整されていた。
内輪のダコンというバンドが全体をうまく取り持ち、
他の出演者をリードし、
雰囲気を盛り上げていた。
えんまさんが言うには、音はかなりいい具合だそうだ。
サダチルも今度、演奏してみたい気がした。
とにかく、喫茶店のマスターもにこやかで、
料理もうまい。
ビール、チュウハイもきれいに注いで、
運んできてくれ、
夕飯がてら唄うのに、いいじゃないかと思った。
その日、2回目参加という1人できていたシンガーの方が、
なかなかノリがよく、
意気投合した。
シルクロードを彷彿させた。
アマチュアのギターもって歌う仲間をどんどん増やし、
この前もいったが、
つま恋でライブした。
日比谷野音でも十分。
1人暮らしのサダチルには、
こんなあっとホームな、喫茶のライブがなんともうれしい。
飯が食えて、飲めて、
いいな。こういうの。
帰りの朝霞のホームは浴衣の女性でとてもにぎやかでした。
本当にいい夕涼みだ。
熱さも吹き飛び、
先週の隅田川に続いて、
2つ目の夏の思い出になりました。