チャーハンスープ

 

今宵も、22時半まで、仕事。

やってもやっても、いろんなデータの作りこみをしないと、

物理学は難しい本だね。

 

数式、グラフ、表、傍注、と、チョビチョビ、変化するデータの流れを作るのが、

スゴク手強いんだよ～ん

 

だけど、大丈夫！このサダチル、活版職人の父の背中を見て、

小さな頃、町工場で、働く姿を見て、育った。

土曜日になると、幼い俺を、

「一人で、電車乗ってこれたら、野球見に連れていってやる」

と、三河島の工場に呼びつけて、

ジャイアンツ帽をかぶって、オヤジの元へ、一人で、

電車乗って、いったもんだ。

 

そう、自分で、何かをやり遂げれば、ご褒美がもらえると、

簡単な教育をされて育っちまった。

 

この時間じゃもう、やってる店はない。

 

てなわけで、またまた、浅草の餃子屋へと足を、否、チャリを走らせた。

 

明日、朝早いんで、酒飲むと起きられないから、

テイクアウトにした。

チャーハンと煮込みを、タッパに入れてもらった。

 

作ってる間、ママさんが、

「寒いから、どうぞ」

と、チャーハンに付くスープをくれた。

持ち帰り客には、出さないのだが、

「今夜は冷えるから、温まっていって」

と、やさしい言葉をかけてくれた。

 

いやあ、本当、一所懸命仕事すれば、ご褒美がもらえるんだな。

 

いつの間にか、オヤジの背中を追って、同じ業界に入った。

そして、今も、自分の力で、やり遂げることを、ひたすら、貫いてるぜ！

 

もちろん、皆も一所懸命なんだよな。

さらに、上には上が居て。

 

明日も、一所懸命生きて、どこかで、やってることででょう！ご褒美にね！