伊勢正三が、7年間、沈黙していた時期があった。
風
解散後、
「Out of Town」
というアルバムを最後に、
ぱたりと、音楽界の表舞台からは姿をくらました。
南こうせつのサマーピクニッtク・ファイナルで、
大久保一久と、風として、
「22才の別れ」、「海岸通り」
を演奏した映像が最後に思えた。
このときは、井上陽水も参加して、
「最後のニュース」で、会場を盛り上げた。
そして、42才を迎えた年に、
「海がここに来るまで」
というアルバムで、復活を遂げた。
それまでに、池田聡とのコラボユニット 「IS」なんてのもあった。
うわぁ、今では恐ろしいネーミングだね。
その池田聡のコンサート会場へも、
飛び入り的に登場したりと、少しずつ、
復活を匂わす行動をとっていたようだ。
そして、復活ライブツアーに相当する、
コンサートが、あちこちで行われた。
俺も、渋谷公会堂はもちろん、見に行った。
そのとき、アンコールの最後の曲で、
「涙憶」
という曲が、
白いエレガットで、演奏された。
俺も、あのギター欲しくてしょうがなかたけど、
なかなか無いんだよな。
それで、購入したのが、
Ovation VIPER
というシリーズのエレガット。
真っ白だけのボディではなく、
Ovation特有の葉っぱの模様入りではあるが、
これなら、いいだろうと納得し、
当時、買ったのがこれだ!
久々に、引っ張り出した。
白いギターに変えたのは 何かわけでもあるのでしょうか?
(詞:林春生 曲:馬飼野俊一)
なんて、歌があったな。
勿論、それには、わけがある。
サダんま、次回、課題曲「いつの日か」(矢沢永吉)
の作品をカヴァーするためである。
永ちゃん、って、ロックが代名詞だけど、
売れたのは、バラードだな、って思う。
キャロル解散後、
というか、キャロルだって、
・涙のテディボーイ
・夏の終り
なんかが、好きだ。
ソロになっての初ヒット、
・時間よ止まれ
が、すべてを位置づけている。
その後も、
・Yes My Love
・Lahaina
・横浜フォギー・ナイト
・ひき潮
・So Long
印象に残るのは、バラードばかりだ。
とりわけ、この「いつの日か」
は、相方のえんま大王Jcの選曲で、
アコギ主体のバラードで、
ギターワークの難易度はどうあれ、
「これだけ、アコギっぽい、バラードが、あるだろうか」
と、俺は思ったんだ。
バラードというと、
そうしても、その名のとおり、
サックスのアルバムのタイトルを思い出してしまうし、
やはり、ポップス界でいうと、
ストリングス、キーボード、
そして、泣きのフレーズをエレキで、
というアレンジの曲想を想い浮かべる。
ところが、「いつの日か」という矢沢の作品は、
ガットギターと思われる、
間奏が、なかなか、しびれるンだ!
そんなんで、
Ovation Viperの出番かと思った。
弦を、今日は、新調した。
老舗のナイロンガット。
AUGUSTINEのブルーセット(弦の色ブルーという意味ではありません)。
この弦が、一番、
キラキラした、俺好みのガットギターの音色がする。
同社のシリーズで、他には、レッドセット、ブラックセットがある、それ以外もあります。
ブルーセットは、
ボヨーンとした、ガットギター特有の、歪過ぎの音がカットされ、
高音弦の音色に、特徴がある。
では、また、
サダんま、エレガットの調べ、
とでも題して、
次回セッション、
取り組んでまいりますぜ~!