サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

赤坂の夜は更けて



思えば、15年も行ってなかった。
中学生のとき、初めて聞いたギターの音色に触発され、
追いかけたミュージシャン 伊勢正三

すでに、かぐや姫を解散し、自身のユニット「
も全盛期を終えようという時期だった。

その後、ソロになり、業界紙からたたかれつつも、がんばっていたが、
パタリと休養に入り、
1993年に7,8年ぶりの復活のツアーに、2度見に行ったのが最後だった。

今日の、ライブは、主にその、15年前のアルバム「海がここに来るまで」からの作品が多かった。
俺としては、昔の曲を、いつも、1人で40分ぐらいの弾き語りをしてくれるのを期待していたのだが、
すっかり、内容も模様変えし、ファンも俺見たいなファンじゃなく、どうやら、
新しいファンもいるみたいで、
若い人も結構見かけた。

ステージでのMCもあまり得意な人じゃなかったが、
やはり、年の功か、うまく人を引き付ける語りを覚えたようだ。

今日は、開演するや否や、伊勢は、マイクをつかわずに、肉声で大きな声で、
「静かだから、入ってないのかと思った。飲んでないの?」という語りかけから始まった。
今回の赤坂BLITZ
でのライブは、ワンドリンク別途500円払わされた。
ライブハウスの拡大版という雰囲気だった。

1曲目は、Moon Light(アルバム 「渚ゆく」に収録されシングルカットもされた)。
1980年~1981年にかけての作品で、このアルバムの歌詞カードは奥さんと書いたということで知られている?

2曲目は、スモークドガラス越しの景色 (同名タイトルのアルバムもある、ジャケットのかっこいい作品)。


その後、9月の島、ほんの短い夏、など、ソロになってから、比較的、知られた曲が続いた。
ハートビート、オレンジなどの長期休養前のアルバムからは、取り上げられなかった。
そしてアンコールは2回。ここでも、「海がここに来るまで」からの名曲で、
バルコニーの休日、涙憶が演奏された。ラストは、ギター1本で、なごり雪で閉めた。

過去、伊勢のコンサートは何度も言ったが、90分でだいたい終わりだったが、
2時間30分も、今夜は、がんばっていた。

学生時代は、何も知らずに追いかけていただけだったが、
俺も、今や、1000人収容クラスのライブを経験したアマチュア・ミュージシャンだから、
あのステージで、引っ張る、 正やん (伊勢の愛称) は、さぞかし、
大変なんだろうが、その重さを感じさせずに、柔らかく、進行していた。

途中、赤坂にちなんで、「赤坂の夜は更けて」(西田佐知子)のカヴァーも披露。

また、スマスマ笑っていいともに出たことで、冗談で、思い残すことはないと語っていた。

まあ、こうして、人間て丸くなるんだなと思った。
しかし、ソロになってからヒットもなく、よくまあ、ここまで、続けてきたなと。
それは、若い頃の彼のカリスマ的な、ギター少年の走りのようなものが、
今なお、多くの人に受け入れられているからだろう。
そして、近年、音楽界にこういう、カリスマがいないようにも思う。
ルックスから真似たくなるようなアーチスト。
度付きグラサン、長い髪、無精ひげ、つぎはぎジーンズ、ギター、
どれをとっても、かっこいい。
そんな、伊勢を今も、生で見たいという気持ちだけなんだ。

てなわけで、サダチルも今年、44歳。
伊勢は57歳、お互い、あと何年も生きていられないから、
記念グッズを買いました。

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地味なTシャツ。
今度、サダチルのステージでお披露目だ!


さあ、そして、MCで行っていたが、
南こうせつ氏が、かぐや姫デビューのころ、
すでにライオのパーソナリティもやっていて、
TBSラジオのパックインミュージックに週1回の放送のため、
この赤坂には来ていたそうだ。
そして、こうせつ山田パンダは、
赤坂のTop'sのケーキが好きで、
あのでかい長四角のケーキを1人でくっちまうそうだ。

サダチルも昔、カミサンが、赤坂の富士ゼロックス本社に勤めていて、
帰りに時々、買ってきてくれたもんだ。
知らなかったけど、カレーもあるんだね。赤坂駅に直結の赤坂BIZ内に、ケーキ屋とカレー屋の両方がある。ケーキのほうは、今度、大きさが小さくなるんだってよ。
今日は、久々に、そのチョコレートケーキを、お土産に買って帰った。

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