サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

パコのこのフレーズだ~夏休みの研究課題終了!

パコ・デ・ルシアのとある、ギターのフレーズ。

脳裏に焼き付いていたのだが、

なかなか、曲名が特定できずにいた。

 

YouTubeで、動画を見ると、

El Panuelo

La Tambona

Gitanos Andaluces 

などと字幕に出るのだが、

どれも微妙に違うし

海外のユーザがアップした映像だし、

なかなか、わかりづらい面があった。

 

そして、夏休み最後の今日、

猛暑で、外に出たくはなかったが、

マンションエリア内の立体駐車場が、塗装工事のため、

車を少し離れた仮駐車場へ移動していたのが、心配だったので、

暑い中、外へ出て、少し、愛車サダチルシア号を転がすことにした。

 

車中でも、流れる音楽は、パコ・デ・ルシア

そして、偶然、流れてきた曲に、ピンときた。

Ole」という曲があり、そのフレーズが、俺の脳裏には焼き付いていたが、

YouTubeで、いろいろパコの動画が見ていたときに、

「いいフレーズだけど、どこかで聞いたような」

という疑問にずっと支配されていて、

動画の中で、表示される、曲名の字幕と同じ曲を、

TAB譜を入手し、試奏したが、どうしても、ドンズバの曲ではないとしか思えなかったのだ。

そして、ついに、今日、答えにたどりついた。

あてもなく、車に乗り、聞き流そうとかけた、カーステレオに録音済の曲が、

まさに、俺の探していたフレーズだった。

「そうか、こうして、何気に、車ころがし、いつも聴いていた曲だったんだ」と。

さっそく、家に帰り、TuxGuitarのソフトで、もう一度、TAB譜を入力して、

聴き比べてみた。

f:id:sadachilucia:20200812214936j:plain

上段は、「Gitanos Andaluces」

下段は、「Ole」

自分の脳裏に焼き付いたフレーズの部分だけを、こうして、

並べてみると、テンポや♪音符の長さこそ異なるが、

上段のフレーズを、細かくしたのが、下段のフレーズのように思えてくる。

あるいは、下段のフレーズの主だった音だけを拾ったのが上段のフレーズのように思えてくる。

 

では、謎だったそのパコの動画を紹介しよう!

youtu.be

 この動画の1分ぐらいの地点で、曲名が字幕に出る。

El Panuelo

と書かれている。

しかし、1分15秒地点のフレーズは、

上記の図に示した、

下段のフレーズに近いように思えるのだ。

つまり、「Ole」という曲。

 

俺は、つまり、YouTubeでこの映像を見て、

「El Panuelo」だと信じ込み、

わざわざ、海外のサイトから、この曲が含まれている

「Siroco」というパコのアルバムのTAB譜を購入。

「El Panuelo」自体はカッコいい曲だが、しかし、どうもあのフレーズが無いとしか思えない、別の曲だった。

その後も,

YouTubeで、パコのライブ映像中心に探したところ、

La Tambona

Gitanos Andaluces

という曲名でのアップが見つかった。

特に、Gitanos Andalucesの終盤で、「Ole」に近いフレーズが出てくる。

確かに、似てはいたのだが、

自分が探していたのは、曲の最初の方で、俺の好きなフレーズがわりとすぐ始まる曲だったので、

ライブだから、アレンジしているのかな?

とか、いろいろ想像したりもした。

 

そして、遂に、今日、たどり着いた。

この

 「Paco de Lucia Live '92 in Sevilla Spain」

の動画の曲は、「El Panuelo」ではなく、

「Ole」

ではないかと。

ギターを弾く練習時間よりも、

座学の時間が圧当的に多くなってしまうのも

フラメンコ特有の苦労なのだろうか?

 

いや、やはり、灼熱のギタリスト パコ・デ・ルシア

ならではの、端倪(たんげい)すべからざる伝説の楽曲だからこそだろう。

 

家にこもって研究ばかりしていても、答えが出るものではない。

ふと思いつきで、車で外へ出向いたのがきっかけで、

答えにたどり着いた、なんていうのも、よくあることかも。

 

by サダチルシア