サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

鳥~ざわめく街並み

9月の月末の台風から、先週は、
帰り道、ゲリラ豪雨に遭い、
立ち飲み屋で時間つぶすか、
タクシーで帰るか、
迷って、タクシーで帰ると、
降りる頃には、止んでいた。
運ちゃんも「やんじゃいましたね」
なんて、この不景気なご時勢に、ひと儲けして、
ほくそ笑んでいた。ムカ1600円の使い道、誤ったな。
 
 
今週は、何度か、路地で、チャリンコ同士で、出会い頭の衝突寸前の場面が、
4,5回あった。
 
3連休明けで、4日しかないから、皆、慌てて、行動しているのだろうか。
 
細い路地裏で、横切る車もなんだか、荒れ狂うような運転しているケースも
何度か見かけた。
 
景気が悪いからか、街は、ざわめいていた。
 
そんなとき、ヒッチコックを思い出す。
 
ストーリーは、言うまでもない、有名な映画。
 
本当、そういうときってあるんだろうな。
 
何かが、人間の行動を狂わす作用を引き起こす。
そして、連鎖して、街中に広まっていく。
 
オーバーに言えば、今週は、そんな雰囲気を感じた。
 
俺はと言えば、ごく平凡なリズムではあったが、
きっと逆の頃もあったんだろうな。
俺ばかりが、地獄でもがくような状況で、
仕事に追われ、私生活はそっちのけ、
そんな頃がしばらく続いたもんだ。
 
この頃は、ブログもむやみに書くこともなくなった。
 
平穏な日々を、過ごせれば、それでいい。
 
先週の日曜日、日本選手として、初めての
テニス・ジャパンオープンを制覇した、錦織という若者。
 
派手なプレーは一切なく、テレビ的には、
エンターテイメント性に欠けるようにも思えなくはないが、
でも、テニスの技術を知る者からすれば、
あのプレーは、見ごたえあったことだろう。
 
サービスエースなんて1本もないのに、
世界ランク10位代をうろつく選手を相手に、
小さな体で、見事なテニスだった。
 
ロジャー・フェデラーが出てきたときもそうだった。
歴代のトッププレーヤーは、
マッケンロー、ベッカー、アガシ、と、
皆、派手なプレーと、お茶目なパフォーマンスで、コートを沸かすタイプだったにも関わらず、
クールな表情で、終始、自分のペースで、
ゲームを支配していくフェデラーが、
憎らしいぐらいの、
強さだった。
それが、新たな、テニス選手の魅力となった。
 
現在、開催中の上海オープンでは、ロジャー・フェデラー暗殺予告のメッセージが、
ウェブで流れているそうだ。
 
これもまた、ざわめく世間。
王者の貫録で、冷静沈着なフェデラー
その一方では、荒れ狂う連中がいる。
 
まさに、ヒッチコックの鳥の状態なんだろうな。
 
今週末は、久々に、プロコーチのレッスンもある。
腕試しってとこだな。