サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

小さい秋

テニスコートへ行くと、小雨がぱらついてた。
 
時折、やや集中した降りになったりしながら、
3時半まではできたかな。
やがて、どしゃ降りがきて、今日は、ヤメにした。
すると、すっかり雨は止んだ。
また、このパターンだ。
でも、コートが、湿って、足場が悪いんで、
怪我でもするといえないから、退散。
 
夜は、プロコーチのレッスン。
2か月ぶりぐらいだろうか?
 
なかなか人が集まらないと、料金がかさむんで、
見送っていた。
 
さすがに、シングルスをやってきた成果があがり、
コーチの速いボールへの対応力は、だいぶよくなった。
 
これほど、上達が確認できるのは、テニスを始めてから、
一番実感できている。
 
ただ、目標を大きく持ってたり、
理想を描いていても、
到達しない。
 
それより、もっとサラリと、やってのけることが、ポイントと、
今日は、ベストAnsewerが、頭をよぎった。
 
コーチとガチンコラリーで、だいぶ、俺の打球をとりはぐる場面があった。
 
まさに、エース級の球数が増えた証し。
 
あんなに大きく、俺の前に立ちはだかった、コーチが、
少しづつ、小さく見えてくる。
 
ラケットにかすりもしなかった、高速のストロークが、
今は、どうにか返るどころか、
エースをとることもあるまでになったんだ
 
夢を追いすぎると、重圧になり、大きなものを背負っている妄想を描いてしまい、
いつまでの抜けられないことも多々あろう。
そうではなく、小さく解釈すること。
 
週3日当り前のように、放課後、部活でやってる高校生の感覚と、
自分で働いて、高い金使ってるもんだから、週末、大事に大事にしすぎるまり、
大人になると成長がない。
 
今日は、そんな小さく見る感覚を養った。
 
帰り道、高速を走ると、また混雑に巻き込まれた。
 
途中、わけわかんねえイカレた車が、
やっと渋滞を抜けたもんだから、いらついた思いを払拭したくて、
走行車線を跨いだまま、はみ出し走行して、
ニアミスしてきたが、
これもまた、ヒッチコックの鳥現象
 
荒れ狂う日本社会。
景気低迷で、人間の心理を不安にさせ、
目標を失い、
酒飲んでは、くだをまき、
車にのっては、暴走したり、
至るところに、狂った人間を見かけるようになった。
 
今日は、テニスコートに、小学生の女の子を連れてきた人がいた。
初めてあったときは、まだ、幼稚園にも行ってなかったのに。
 
そして、サダチル城では、朝、コンビニ行く時、
隣の部屋のちびっ子姉妹が、
一輪車の練習をして、
「どこ行くの」
と人懐こく、俺に聞いてきた。
テニスから帰宅したときも、
ほかの階のお友達も遊びにきていて、
「ゲームいっぱいあるの?」
といいながら、俺の部屋をのぞきにきた。
 
まったく、こういう光景を見ると、安心するな。
素直で、いろんなことに興味があって、
私欲に走り、後の世代のことも考えずに、
廃れゆく日本のダメな大人たちとは裏腹に、
まだまだ未来を見ている、美しい瞳をしている。
人の玄関前のアルコーブで、ドタバタ遊んで、
お母さんが、「すいません」と言ってるそばでも、
ものおじせず、
俺に、戯れてくる、あどけなさ、
小さな子供だから成しえるコミュニケーションなんだな。
 
きっとお友達の家に上がりこむのと同じ気持ちでいるから、
物ごとを大きく考えて、遠ざけていないから、
ここにも、小さく見る思考が、
暮らしをエンジョイする秘訣であると、見ることができる。
 
小さな秋という哲学、ってとこだな。