サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

国会中継録画~バラエティより面白い

雨の大被害冷めやらぬ中、
シルバーウィークを前に、ひと仕事、
山がきた感じだ。

昨夜、NHKで、国会の中継録画が放映されていた。
時々、俺は見ている。
どうやら、昼間、放送されなかった部分を放送していたようだ。

毎度、安倍総理が、雄弁な話術で、
野党からの質問を、巧みにかわすのが、面白い

しかし、昨夜は、そんな議員たちが、
黙って引き下がらないという場面をクローズアップしていた。

福島瑞穂が、何度も同じことを別の言葉で、表現し、質問をしているのに、
安倍総理が、質問に答えていない
と食い下がる。

やがて、安倍も
早口で、聞き取れません
などと、返す言葉が無くなり、
話し方の悪さを指摘し、福島を黙らせる。

さらに、山本太郎が質問の際は、
議員一年目の新参者です、などと、最初は、下手に出ていたのが、
安倍の祖父にあたる岸内閣の時代に、
あなたのおじいさんは、売国行為をした
と暴言をはき、委員長が中断。

そして、委員長自ら、
「私も口の悪いので知られていますが、
 山本君の暴言は酷いもんだ」
と指摘する。

どこからともなく
バラエティより面白いや
という声が、聞こえてきた。

国会で、こんなたわいもない討論をしているようでは、
日本の未来、困ったもんだが、
こうした場面をお茶の間で見て、
少しは、政治に関心も持てよと、
メディアを利用して、いいたいのかもしれない。

普天間基地について、
沖縄に住む、おばあちゃんが、
安倍総理にあてた手紙を、
「あなたは読んだのですか?」
「もう一度ここで、読んでください」
と。山本が要求をする場面は、
自分の住む町が、戦争の拠点となるなんて、
誰もが望まないのを強制されているようなもの、
沖縄の人々の声を代表しいてる姿は、
勇敢だった。

雄弁な総理のわけのわからぬ語り口調で、
なんだか、はっきり伝わらないような
「〇〇であります」みたいな話し方も、
支持率低迷を招き、
アベノミクスなる言葉も、
死語となっているかのように、
あまり、聴かれなくなった。

運悪く、
大震災による原発事故という
大きな課題を課せられ、撃沈。

自民党が、アベノミクスを掲げ、
復興、経済政策最優先で、
いろんなことを企てたが、
オリンピック誘致、まではよかったが、
その後、競技場問題、ロゴマーク問題、
汚染水漏れ問題、
歴史的な大雨続きによる大被害、
など、今度は、
自然災害問題に頭を抱え、
やりすぎのパフォーマンスだけで勝ち取った、
東京オリンピックも開催が危ぶまれている。

それでも、無投票当選の
安倍政権続投は、
果たして、どんな未来を
託されたものなのだろうか?

国会でたたかれ続け、
祖父の悪口まで言われる侮辱行為、
並の神経では勤まらん商売。

諸外国では難民が増えて、
ヨーロッパではその受け入れを
各国で折半しなければと、
これまた大きな人類の問題を抱えている。

日本とて、震災、原発事故、大雨、
これらの被害で、家を失い、
多くの人が、難民のような状態になっている。

俺自身、さほど政治に関心なんてないが、
深夜の国会の録画で、
これほどまでに、
いろいろ、自国のことを心配しなければいけないことがあるのだと、
考えさせられた。
そんな無関心な世情に対し、
あの番組は何らかの影響を国民にインスパイヤできたのではなかろうか?