サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

Babolat Pure Strike 98 16 X 19~インプレ~④

テニスのお話です。

Babolat Pure Strike 98 16 X 19~インプレ~

使い始めて、かれこれ、2か月以上。

今回試したストリング

イメージ 1

ポリエステル製ストリングで、一世風靡した、LUXILON社。
その昔は、羊、近年は、牛の腸を原材料にするナチュラルでもない、
化学繊維のナイロンでもない、
新種のストリング ポリエステルがテニス界に名乗りをあげて、
その中でもとりわけ、人気のLUXILON社が、創立20周年を記念し、
当時、プロで、使用し、全仏オープンで、優勝した、
ブラジルグスタポ・クエルテン
を、パッケージデザインに使用し、先日、販売された、ALU POWERです

ALU POWERは、ベースは、グレーですが、
アイスブルーという色もあり、私も昔は、よく使ったものです。

今回の20周年のこのストリングは、
紫色をしています。

イメージ 2

テンションは、59ポンドで、張ってみました。
ポリエステルにしては、比較的、張りやすいです。
BABOLAT社の定番のRPM ブラスト、
Technifibre社のRED CODE,
などに比べると、横糸を張る進み具合は、かなり楽です。

イメージ 3

張りあがりは、この白いラケットに、のストリングが似合います。

問題は、プレーの結果です、道具のイメージではありません。

4時間使ってみました。


[打感]
打感は、ポリエステル特有の硬さは、余り感じないのは、
旧来のLUXILONの特性ではないでしょうか?
長時間使っていると、だんだん、やはり、ナイロンの柔らかいタイプのものよりは、
硬いのだと、実感してきます。

PURE STrikeとのマッチングとしては、相性はいいです。
前に張った、RPMブラストよりも、柔らかく感じ、
コントロールもしやすいです。
球離れは、そこそこ食いつき感が、あり、
RPMブラストのような、弾くとすぐポコーンと飛んでいくのではなく、
ある程度、乗せて運ぶほうに、近いインプレッションです。
鋭角のコースとつく、アングルショットを、実現しやすく、ポイントを獲りやすいショットと思います。
スライスも、かけやすく、スピンよりも、明らかに、距離は出しやすいです。
というのは、このラケットで、今まで、試した、
BABOLAT社のRPMブラスト、GOSEN社のTECGUTは、
薄く切る、アンダースピンでは、当たりが薄すぎると、ほとんど飛びません。
それが、PURE STrikeというラケットのアシスト機能がほとんどないという構造によるものですが、ALU POWERだと、ある程度、アシストがあるのか?
薄いアンダースピンは、比較的、飛んでくれました。


[ボレー]
PURE STrikeというラケットは、私の印象では、ストロークよりも、
ボレーをしやすいラケットだと思います。
その上で、ストリングをどれにするかという選択ですが、
基本的に、飛びを抑えたラケットなので、
ボレーで、飛びすぎはないと思います。
残るは、打球感が、マイルドがいいとか、硬いのが好きとか、
タッチ系、ドロップ多様するなど、自身のプレイスタイルに合えばいいのでしょう。
ALU POWERは、極端に飛ばないということはないですが、
やはり、ストローク同様に、乗せて運ぶほうが、距離は出ます。

[サーブ]
PURE STrikeというラケットでのサーブは、
プロでは、今、注目のドミニク・ティエムが、
スピンサーブを、このラケットで、ナダルをも翻弄しましたが、
世界一のスピンサーブと賞賛する選手もいます。
元々、回転は掛けやすいほうだと思います。
私は、わりとスライス系なので、
ファースト、セカンドサーブの中間ぐらいの、
サービスエリアへ入る確率が高く、
回転もかかっていて、
コントロールもしやすい、
そんなサーブが、昨日は、4時間の間に、
実現できたのが、収穫です。
Technifibre社のRED CODEは、
回転はかかりますが、硬いので、
ジョン・イズナーのような2メートルの大きな選手だからこそ、
パワーもあるから、使いこなせるのかもしれません。
私があれを使っても、230kmサービスエースは出ません
BABOLAT社のRPM ブラストは、サーブは、さほど効果を得られないという感じを受けました。
GOSEN社のTECGUT PROは、サーブは打ちやすいですが、
回転のかかりは、ALU POWORのほうが、掛けやすいと思います。

[総合]
柔らか目のナイロンよりは、硬さのあるLUXILON社のALU POWERは、
PURE STrike 16  X 19 には、マッチしていると言えます。
ラケットによるアシスト機能(オフセンターでもそこそこ飛ぶ等)は、少ないだけに、
ストリングによるアシストを実感できる可能性を見出しました。
ストリングの特性が、回転がかかりやすいとか、打った強さ以上に飛ぶとか、
このラケットにとっては、アドバンテージのあるストリングです。

ALPOWERを縦糸に、
TECGUTやAK PROなどを横糸に、ハイブリッドも試してみたい気がします。

あと市販されている、 RPMブラストとVSナチュラルのハイブリッドも試したいです。

お金がかかりますな~

でも、それだけ、ハマるラケットなのかもしれません。
最初は、このラケット、使いこなせないのでは?とか、
思っていましたが、
いつの間にか、このラケットでボールを飛ばすには、
きちんとしたフォームで、
打点に入り、打球をとらえないと飛ばないので、
フォームの矯正にもなりました。

また、別のストリング試した際には、インプレッション報告します。

それより、ドミニク・ティエム、全仏で、ナダルにローマ大会のリベンジ食らってから、勝ててないので、そろそろ、勝ち進んでほしいものですね。

ズベレフ(20歳)、シャポラロフ(18歳)など、
新世代が、目まぐるしい成長している中、
23才のティエムは、もはや、グランドスラムに届かなくてはいけないはず。
ビッグ4の一角、マレーは世界ランク1位になってから、不調、
ジョコビッチは、昨年の全仏で、生涯グランドスラム達成後、燃え尽き症候群か、
一時の完璧さはない。
ナダルフェデラーは、いいところまではいくものの、
負ける回数が増えて来ている。

頑張れ、ティエム!