サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

伊勢正三がベースを弾いた~パワフルな前期高齢者に感動

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やってきました、かつしかシンフォニーヒルズ。

2年振り3回目。


追っかけ歴36年の伊勢正三の「風が聴こえる」ツアー。

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わずか3日前に発売された、
風の現役時代のライブのCD,
そして、10年前に、たった一度だけ、
相方の大久保一久と、
再結成をした貴重なライブ映像が、DVDが梱包されている。

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昭和時代という、日本の全盛期に、
ギターを持って、オリジナルソングを歌う集会。
その中でも、かなり人気のあったユニットにも関わらず、
映像や音源が、公開されていなかったのだ。

そして、伊勢正三自身は、30代後半から40歳に差し掛かるまで、
途中、ブランクはあったが、
「海がここに来るまで」というアルバムで、
見事、カムバック。

大久保も小さなライブは、あったようだ。

2007年、尾白の森で、
伊勢が長年続けてきた、こじんまりした自然の中の、
野外会場で、
遂に、大久保一久が、登場したのだった。

映像を見るからに、
その頃、既に、大久保一久は、体調が悪そうな印象を受ける。
伊勢は、これを機に、風の再スタートとしたかったという。

さらに、2008年、東京ドーム隣のJCBホール(現 東京ドームCity Hall)の
こけら落しのイベントで、
風のライブが決定したにも関わらず、
リハーサルで、大久保一久が倒れ、公演は中止となり、
俺も、チケットは手に入れていたが、見にいけなかったのだ。

今日のライブは、
ツアーの演目のとおり、
風時代の作品だけの演奏となった。
2曲だけ、伊勢のソロの作品で、
1つは、去年発売された、「オール・タイム・べスト」に挿入されていた、
新曲「さよなら以外に」。
とても、いい曲でした。
もう1つは、
ここ数日で創りかけの、
仮タイトル「風の中の少年」
吉田拓郎風に、
言葉が早口な感じで歌う、ポップな作風で、
伊勢正三は、ナント ベースを弾きながら、唄った。

まだまだ、新しいことへ挑戦していく姿が、垣間見れた。

風時代の作品は、ろくすぽ、映像もないのに、
多くの人たちが、
ヒット曲だけでなく、
アルバムの挿入歌まで、覚えている。

まさに、スーパー・ユニットだったのだろう。

アンコール終了後、場内アナウンスで、
「本日の公演は終了します」と案内が流れ、会場のライトが灯されたにもかかわらず、
帰ろうとしないファンの鳴り止まぬ、拍手で、
3度登場し、風2ndアルバムの最後の曲「終わりのない唄」を披露。

伊勢のライブで、これほどまでに、客が一体感をもって、
終始、飽きることもなかったのは、初めての経験だ。

風の作品に徹したのが良かったのだろうか。

ギターの音色が、とても、心地よかった。
Gibson J-50で、ジャラジャラとストローク
Martin J-45は、もしかしたら、2、3本ぐらい持っていて、
曲により使い分けしているような感じだ。

アコギっていいなって。改めて、見直しました

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押上駅周辺のイルミは、クリスマスムードに。
スカイツリーも、グリーンと赤に灯っていました。

生ギター、生演奏に浸り、
ココロが、浄化されたのか、
何もかもが、今日は、自分にいい方へ、働いていたかのようだった。