サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

春だったね~2009年にもあった東京20℃代の土曜日

GDP4位転落も、日経平均株価は、バブル崩壊前の最高値に100円弱に迫る!

この事実をどう受け止めればいいのだろうか?

実質賃金は、物価高に追い付かず、乖離するばかりで、生活の豊かさは感じられない人が多いようだ。と、前職証券マンのサダチルシアは、つい、こういう報道に敏感なようだ。

2年ぶりの大雪で、スカイツリーも見えないほどだった。

子供たちが、マンションのエントランス出たところに、雪だるまを作っていた。こんな光景も地球温暖化が進めば、見られなくなるのだなと、ほのぼの雪だるま眺める一方で、心配になってしまう。

2009年4月4日の サダんまのアコパラ

というイベントを行ったことがあった。

サダチルシアが、アコギのユニットを組んでいた頃の、フォーク酒場での企画に向けて、練習をしていた頃、2009年2月14日(土)に、錦糸町の楽器屋のスタジオを借りた日の昼下がり。とてつもない気温が上がってきて、スタジオは息苦しくなってきた。飲食禁止だが、同じビルの1Fのファーストフード店で、アイスコーヒーを購入し、コートに隠して、スタジオに持ち込んだのを覚えている。あの日は、23~24℃ぐらいあったそうだ。あれ以来、バレンタインデーの頃は、気温が高いという認識が植え付けられている。そして、そのあと、少しまた寒い冬に戻り、状況によって雪が降ったりするのだろう。

まさに、今年の冬もそのパターンだったということで、2月5日の午後からの大雪も、14~15日の気温上昇も、折込み済みだったというわけだ。

 これはヒミコ

そして、3連休には、水上バスも順調に運航しているぐらい、雪が降ったのなんて、うそのような浅草、隅田川界隈は、いつもの風景だった。
気のせいか、雪が解けるのも、早くなった気がする。融雪剤を撒くのが、東京都というか、観光地等では、早めているのかもしれない。以前は、1週間ぐらいは、路肩や歩道の日陰に雪が残っていて、自転車で走るのは容易でなかったのに。

そんな雪解けの3連休の間、フラメンコソロの沖仁さんのこんな映像が見つかった。

youtu.be

沖仁さんが、スペインのフラメンコソロのコンクールに挑戦し、優勝したときの、情熱大陸という番組の映像。

決勝まで勝ち残り、直前に、演奏曲種を変更した場面が印象的だ!

solea(ソレア)というアルペジオ主体の曲種へ変更したのだ。

アップテンポのリズム中心の曲よりも、自分には、合うと、最後の最後まで、悩み決断した、曲種のようだ。

あこがれのギタリスト全員に会うのだという意気込みで、スペインへフラメンコソロの習得にわたったと、「十指一魂」というCDのライナーノートにある、だから今があるのだろう。その際、会えたのは、フラメンコ3大巨匠の1人、セラニートだけだったそうだ。そのセラニートとこのアルバムでコラボをしている``Maestro Serranito''。やはり曲種は、ソレア。沖さんの真骨頂なのかもしれない。

コロナになる前、六本木のミッドタウンで、コンサートを見て、握手し、サインをもらった。

ステージでも肩の力が抜けて、自然体のパフォーマンスで、終始、和んで見えていられる。近々、渡辺香津美押尾コータローとトリオでセッションをやるようだ。アル・ディメオラ、ジョン・マクラフラン、パコデルシアの3大ギタートリオ日本バージョンというところか。

短い冬が終わり、その分、花粉のシーズンが長くなりそうだが、

春ちかきや!

の気分。

松下幸之助「素直な心」

ビジネスパーソンなら、一度は、耳にした言葉ではなかろうか?

自然の理法は、いっさいのものを生成発展させる力を持っている」

つまり、

「素直な心になって、自然の理法に従っていれば、うまくいく。世の中は成功するようになっている。」と。

雨が降ったら傘を差すように当然のことを当然に行うこと。

「それがうまくいかんというのは、とらわれるからや。素直でないからや。だとすれば、素直でないといかん、素直な心こそが人間を幸せにし、また人類に繁栄と平和と幸福をもたらすものであると、わしはそう考えたんや」

少しぐらいの雨ならへっちゃら、みたいな、つまらん意地を張って、先を急いだり、帰り道、雨でスーツを濡らして、帰宅するビジネスパーソンもいることだろう。次の日に、スーツは乾かず、シューズにも雨が染みたままで、嫌な気持ちで、駅へと向かう羽目になったり。

フラメンコの話に戻るが、沖仁氏が、かつて本場スペインの強者を制し、コンクールで結果を残せたのも、自分の素直な気持ちで、ソレアを選択したからかもしれない。無理やり変更したとか、周りの者たちと違う曲種にして、審査員の目をひこう、とか、策略めいたことではなかったのではなかろうか。

のちに、巨匠セラニートとCDやステージでのコラボをすることになった、ソレアという曲種を演奏することが、沖さんのフラメンコでの自然の理法だったのかもしれない。

そんなんで、サダチルシアも、いつまでたっても弾けない、パコの名作『Almoraima』(曲種はBuleria)にとらわれすぎないで、別の曲種、別のフラメンコソロギタリストにも目を向けようかと思い始めた。

アルペジオなら、アコギやっていたので、比較的得意なので、いろんな人のYouTubeのTAB譜探して、ソレアに取り組むでやんす。

                       by サダチルシア