サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

サダチル~待望のNEWシングル「罪と罰」

サダチル~2nd シングル

罪と罰(Преступление и наказание )」



Remeber Me の発売から一年。

試行錯誤を重ねて、たどり着いたのは、ここだった。

今、なぜ、ドストエフスキーなのか?

カラマーゾフの兄弟が、100万部を突破と聞いてる。

確かに、今年を振り返れば、芸能人の薬物汚染。
若者による、残虐な殺人事件。

成熟したはずの日本で起きている、経済大国とは裏腹の暗闇の現実があるのでははかろうか?

ドストエフスキー、否、
今なぜ、ロシア文学なのかと言い切っていいだろう。

チェーホフの「ワーニャ叔父さん」もまた、
殺伐としたこの時代には、当てはまる。

人間とはそもそも不幸な生き物。
そんな観点から、ロシア文学の根底にあるものが、
時代にマッチしてきたのかもしれない。

しかし、一方で、サダチルのこの新曲に根ざしているのは、
学生時代、地下鉄の駅のホームの椅子に座って、
電車を待つ間に、文庫本を読む凛々しい彼女の姿の回想でもある。



メガヒット不在の音楽業界。

矢沢永吉井上陽水らは、NHK紅白からオファーされても出ないようだし。

今年のビッグイベント、南こうせつの「サマーピクニック・フォーエヴァー」を
もってしても、NHKは、出演依頼しないのか。

そんな、どっちらけの音楽だから、携帯装置でダウンロードし、聴いては、消去されていくのだろう。

あえて、軽薄な音楽観賞においても、この「罪と罰」という新曲のもつ意味は深い。

発売は、まだ事務所との兼ね合いで時間がかかるが、それまで、少し、ロシア文学にでも勤しんでみては、どうかね。

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