サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

One Day~雨が心に音を立てる

雨が 心に音を立てる
  闇を枕に 今宵 Oh! Poor Boy
  One Day I found You
    Tonight I miss You
 
桑田佳祐というかKuwa Bandの 「One Day」
 
サダチルが、大学4年の頃、バンドで演奏した曲。
 
雨降ると、この曲、思い出す。
色っぽさとか、切なさとか、そんな世界じゃなくて、
実直な雨の日に、一人男が、心に、何かを思うそんな世界。
 
Kuwata Bandは、当時、サザンの活動休止もあったが、
妻、原由子の子育て事情もあったのかな。
とにかく、桑田一人、頑張った時期で、
ドラムの松田が、なおかつ、桑田の大事な友達でもあったことを象徴していたと思う。
 
ジョンとヨーコみたいな、そんな時期の、桑田の曲だろう。
 
さて、そんな今夜は、テニスも雨で流れて、
昼寝して、
家で、一杯。
寿司の代わりというか、
三ノ輪の寿司屋が、去年、寿司弁当屋に様変わり。
そのころ、イマイチな感じだったが、
やはり、いろいろ、工夫を凝らし、
今は、いい味出している。
 
つまり、ただの持ち帰りの丼もので、済ませようという主義が、
ハズレたことに気が付いたのだろう。
今は、客のニーズに応じて、
刺し身の組み合わせ変えたり、
寿司職人だったオーナーが、
自ら店に立ち、
丼物とはいえ、
ネタの説明をして、
いかに、信頼できるネタであるかを、
客に納得させた上で、売っている。
 
これぞ、心意気!
 
世の中、コスト、スピードというけれど、
やはり、客からの信頼を得るには、それだけでは、無理。
 
信頼を得ること。
この街かどの寿司屋は、ずいぶん、前から営んでいたにも関わらず、
止めてしまった。
 
立地条件とか、いろいろあるんだろう。
 
確かに、俺も通り掛るものの、立ち寄る気はしなかった。
ここだけではない。
この店周辺の店は、何か、常連化しない要素があった。
 
家族でも、会社帰りでも、立ち寄る雰囲気がイマイチ欠けていて、
ラーメン屋、お好み焼き屋、そしてこの寿司屋、
皆、様変わりした。
 
そう、大関横丁のこの近辺は、商業の町ではないから、成立しないんだよ。
うまい、酒場も無いし、
家族づれのカラーでもないから、
子供たちは、遠くの町へ、学校を選んでいる現実。
 
かといって、ビジネス街でもないから、これといったランチ客も見込めない。
 
そんなの見えているじゃないか。ならば、何をやるか。
でも、提供する物はいいんだから、
つまりは、
客のハートをつかむこと。
 
それにより、この、丼物に様代わりした、古めかしかった寿司屋は、
再生し、コンビニよりも、お得な、
寿司の持ち帰り丼物で、今、大ヒットしてるぜ!
 
つまり、ビジネスマンでも家族でもない、
だけど、この町で、生きている人たち、
そして、近隣のコンビニと同額で、
いいものが買えるんだから、
マーケティング力は、最高だったってことだ。