サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

長月

あと少しで、わがサダチル城というところで、
雷雨にやられちまった。
 
ふと気がつけば、
「暑いね」
なんて会話も、袖すり合う人と、言わなくなってしまった。
そんなとき、何から会話していいか、わかんないときもある。
 
そういう意味では、
天気ってのは、変化してたほうが、いいのかもね。
 
長い目で見れば、
45億年の歴史が地球には、ある。
火山噴火、豪雨を長い年月、
しかも、億年、万年、千年という長い時間、
雨が降り続いたとも、学説がある。
 
そのころの生物は、もちろん、人間じゃなかった。
 
さらには、アメリカ大陸とヨーロッパ大陸の間のプレートは、
一年で、2.5cmずつ、間が広がり続けているという。
 
そのプレートの上に、大陸はあるから、
地震から、免れることはできないのだろう。
 
あと何億年後には、とんでもない、大陸の距離が生じているのだ。
きっとたとえ、2.5cmのずれでも、
飛行機の離着陸に、何らかの計算誤差が、
精度の高いコンピュータだからこそ、検知して、
人間の眼見当との隔たりで、操縦ミスをしてしまい、
事故が増えているとも、考えられなくはない。
 
その何億年先には、人類ではない、生物になっているのかもしれないし。
そうならざるを得ないだろう。
人類が、地球上の最強の支配者ではないからだ。
 
45億年前、
地球は、マグマが煮えたぎり、灼熱の星だったという。
 
それが、長年にわたる、豪雨で、冷えてきて、
岩となり、大地となり、海が7割も占める水の惑星になり代わった今。
 
最近も世界各地で、豪雨被害、土砂崩れが起きて、
その地質には、ある法則さえ見出され、
岩盤が崩れるという現象が、これも長い歴史でみれば、
あと何億年後には、
すさまじい、大地の変化となることを、物語っているのだ。
 
一年単位でみれば、
また今年も、いつもの、
梅雨、台風、なんて思っているその一つひとつが、
実は、これから、何億年後の、
地球の姿へと、確実に、向かっている。