原田の大ジャンプ、懐かしいな。
俺も思わず、こたつの足を握って、みていた。
ジャンプの葛西が、40過ぎても五輪代表で、頑張っている。
長野では、代表をはずれたが、
実力はあったはずだ。
俺は、小さい頃からジャンプが好きだった。
サッポロの、笠谷幸生が好きだった。
小学校一年のときだったな。
金野、青地と、金銀銅を、もぎとった70m級の大会。
記念切手も発売され、今も、持っている。
その後、川村有司、八木弘和といった、笠谷二世の期待があったが、
なかなか、日の丸飛行隊の歴史は、塗り替えられることはなかった。
オリンピックでは、振るわなかった。
そして、ようやく、1994年、22年の歳月を経て、
日の丸飛行隊の兆しが現れた。
リレハンメルでは、銀に終わったものの、
次の、1998年、長野では、ついに団体で、金メダルへとたどり着いた。
なんとなく、ジャンプファンの俺にとって、
今年の、冬季五輪は、長野以来の、ジャンプに、注目の年だと思えてならない。
40超えた、葛西。
テニス界では、女子の伊達君子が、43歳で、
全豪で、予選から勝ち上がり、今なお、本戦出場を果たしている。
好きなこと、一生けん命、40代。
いいじゃないか。
日常で味わえない、オリンピックという、激しく燃えられるものが、
一人の男に、きっと宿っているんだね。