帰り道は雨、しかも、厄介な風が吹き荒れた。
冬は、鍋に限る。
白菜、ネギ、春菊、豆腐、
だいたいこの4つあれば、
飯は、数日持ちこたえる。
そこに、日替わりで、
たら、ウィンナー、カキなど、
入れりゃ、飽きない。
さらに、隠し味的なところでは、
油揚げ。
それも、そんじょそこらの、油揚げではない。
浅草 伝法院通りの「栃木屋の油揚げ」
主役になることはない、
影の名わき役。
しかし、
これが、鍋に入れると、入れないのでは、えらい、出汁の味が違う。
まさに、これぞ、冬の命の泉。
俺は、なぜか、
いろんな、ちょっとした料理を、発明してしまう。
NHKオンデマンド。
視聴期間が過ぎてしまい、
「ガラスの家」の再視聴は、
あまりみれなかったが、
そういえば、もう一つ印象に残った、役者にしゃべらせた大石静の脚本。
「官僚というのは、国民のための仕事のはずが、いつの間にか、自分のためになってしまう」
まさに、金を善のために使うための、
政治による統治が、
いつしか、自己が生き延びるための、
根回し活動になってしまう。
これは、政界だけではない。
企業や、市町村、ちょっとした趣味の世界でも、
起こりうる黒い霧。
この1月は、松本清張の作品のドラマ化の新作が、放映がないのが残念だ。
ここ2年ぐらいは、この特番が面白くて、見入ったもんだ。
清張のドラマ化された作品は、
いろんな世界の裏側、
フィクションかノンフィクションか、
すれすれの現実にありそうなタッチがとても、
スリリングに視聴者を引き込む。
寒い冬の夜、「鍋」なんてのは、
何の疑いもない、誰もが、投票する食材の権力者。
体を温めながら、床暖房、
締めは、うどんでも入れて、
鍋奉行、もう1か月ぐらいは、政権持ちこたえそうだ