才の頃、キャンパスで、いろんな将来の心配事を語りあったとき、
「でも、誰かそういつやつが出てくるんじゃないか」
と、まとめた奴がいる。
奴は、いつも、話の中で、まとめる役をする。
しかし
そうならなかった。
かくして、
日本経済は、今の姿になった。
超高齢化、少子化、
どちらも、止めることはできず。
逆ピラミッド型の姿をしている。
しかし、自分の子供に、苦労をさせるなんて、
誰も思わないのだ。
貧乏とまではいかなくても、
苦労して、生きる、
そんなことして、生きて、何になるのか？
生まれてきちまったもんだから、
とんでもない目に遭う。
そうやって考えると、
人類の営みなんて、何の意味もない。
純粋無垢な、子供たちの目。
世の中には、ファンタジーしかないように、
赤ん坊には見えているんだろうな。
これから、ただ苦しいだけの、
悪魔の世界を感じるのに。
人類は、どこか、自然物の中で、
特殊な生物のように思える。
なかなか、形がそろって、まともに、生まれてこないように思う。
だから、イジメ
、が起きる。
、が起きる。醜く生まれた者も、
美しく生まれた者も、
普通でないから、
イジメのターゲットになる。
学力の低い者、
高すぎる者も、
普通じゃないから、
ターゲットになる。
川崎中一の生徒殺害から一年。
子供が少ないご時勢にも関わらず、
若い命が、
何もわからない若者により、
社会の入り口に行く前に、
失われていく。
親からすれば、学校がなんとかするだろうとか、
学校からすれば、親がなんとかするだろうと、
イジメの放置しておけば、
こういうことになるんだということ。
毎週のように、
殺人の絡んだ報道がされている。
平和な日本が、どんどん壊れていっているのだ。
自分の不遇を、
人に八つ当たりし、
それが、命を奪う行為にまで至る。
貧乏に生まれた、
病弱に生まれた、
容姿が悪く生まれた、
学力が低く生まれた、
いろんなコンプレックスを、
身勝手に抱いて、
それを、人のせいにして、ぶちまけていく。
人間形成の場としても、
この国土は、よくないようだ。
